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部門紹介

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薬剤部

薬剤部

 薬剤部は、現在34名の薬剤師と5名の事務員が、調剤・服薬指導・製剤・無菌調整・医薬品情報・治験管理等の業務を行っています。病棟での活動を充実させるため、全病棟に薬剤師が常駐させ、従来の入院患者さん個々への服薬指導に加え、全入院患者さんの薬の安全性に目を配っています。また、医師をはじめとした病棟のスタッフと情報を共有し、チームにより患者さんの薬物治療がより安全で有効に遂行できるよう薬剤師としての責任を果たしたいと考えています。他にも、NST(栄養サポートチーム)、ICT(感染管理チーム)、かんわチーム(疼痛緩和)、褥瘡チームなど多職種で編成されたチームに薬剤師が所属し、毎日回診を行っています。外来部門においては「妊娠と薬相談外来」で専門的研修を積んだ薬剤師と産婦人科医師とが同席して、妊婦さんの薬に関する相談に対応しています。「外来化学療法室」では抗がん剤の治療を受ける患者さんの相談相手、アドバイザーとして専門資格を持った薬剤師が関わっています。
 このように、薬剤部内で行っている調剤、製剤、混注業務、薬品管理などの従来業務に加えて臨床に即した業務、チームで行う業務の範囲が広がってきました。高度な医療に適応した専門性の高い知識とスキルが薬剤師に求められるようになってきたことも近年の特徴です。また、高度救命救急センターを擁する急性期病院として、薬剤部も当直体制や休日勤務(5人体制)の充実を図り、365日24時間体制で安全で質の高い医療提供を支えるための薬剤業務を展開しております。

組織図

組織図

薬剤部の主な業務

調剤

調剤

オーダリングシステムにより、医師の処方と同時に薬剤部に処方箋と薬袋が印字発行されます。処方箋はまず医薬品の用量と用法、併用禁忌薬などのチェックが行なわれます。散薬に関しては自動監査システムにより、秤量する薬剤の種類と重さが自動チェックされます。入院患者さんの場合は原則一包調剤(1回に飲む薬が1パックになっている)を行っています。最終的に監査者が再度、錠剤や散剤の種類と量を確認して調剤が終了します。外来や退院の患者さんにはお薬の説明書(医薬品情報提供書)も添付しています。

注射調剤

注射調剤

オーダリングシステムにより注射処方箋と患者ラベル、処方ごとの薬品ラベルが発行されます。まず処方監査が行われ、薬用量や薬剤の配合変化、投与ルート、投与速度などが適正であるかチェックが行われます。調剤者はアンプルピッカーにより自動的にトレー内に取りそろえられたアンプル・バイアル類と手動で取りそろえた輸液類を合わせて患者ごとにケース内にセットします。これを監査者が確認して病棟に支給となります。

製剤

市販されていない薬剤の製剤や消毒薬の希釈調整などを行なっています。また必要により点眼薬、吸入薬、注射薬などの特殊製剤を無菌的に調整しています。

ミキシング

ミキシング

高カロリー輸液(TPN)や抗がん剤を薬剤師が無菌的な環境で混注しています。近年、がん化学療法における抗がん剤投与が増加しており、外来化学療法室の利用率も高まっています。がん診療拠点病院として、薬剤師が患者毎の投与量および投与計画、配合変化、支持療法の確認と無菌的混合に係わることで安全で有効な治療に寄与しています。

医薬品管理

病院で使用する薬剤は約1,400種類もあり、その在庫量や金額は膨大なものとなります。これらの医薬品の品質と経済的な運用管理は薬剤部の重要な役割となっています。毎日の購入、在庫管理はもとより、病棟や外来、手術室やICUなど院内のあらゆる部門に配置された薬剤を薬剤師が定期的に点検しています。また麻薬や向精神薬といった法律的にも厳しい規制を持った薬剤は専用の金庫で保管し、担当者が毎日詳細な出納記録をつけています。

薬剤管理指導業務

薬剤管理指導業務

入院患者さんを対象に、お薬の作用や使用方法の説明、副作用のチェックなどを目的に薬剤師が直接ベッドサイドにお伺いしています。病棟ごとに担当薬剤師を決め、医師や看護師と連携をとりながら患者さんの薬学的管理を行なうことで、安全で有効な薬物治療に貢献しています。

病棟薬剤業務

平成25年7月より開始した病棟薬剤管理指導業務は全12病棟に薬剤師が常駐し、全入院患者の持参薬を含めた投薬状況の把握とハイリスク薬を中心とした患者への事前の説明などを行います。同時に医師や看護師への情報提供を通してより安全有効に薬が使われるよう、病棟ごとの薬の番人として活躍が期待されています。

医薬品情報業務(DI業務)

医薬品を適正に使用するためには情報が必要です。すべての医薬品に関する情報を収集・管理・評価し、医師、看護師などの医療スタッフに提供しています。また、院内で発生した副作用について情報を収集し、必要に応じ院内はもとより厚生労働省に報告しています。また、新規に採用となった医薬品について、オーダリングシステム上の医薬品マスターへの登録やメンテナンス管理も重要な業務となっています。

治験

治験は開発中のお薬を患者さんに使用していただき、その有効性及び安全性を確認し、厚生労働省から医薬品としての承認を得るために行う臨床試験のことです。新しいお薬を世の中に出すためにはどうしても必要な大切な過程となります。薬剤部に治験事務局をおき、治験薬の管理・調剤や治験の実施に必要な事務手続きを行っています。

TDM

血液中の薬物濃度の変動が有効性と安全性に大きく関わる薬剤は、血中濃度の測定が必要です。MRSA(ある種の抗生物質が効きにくい病原菌)に使用する注射薬については、その薬剤の血中濃度から初期投与量の設定と適切な投与量・用法を解析し、医師に対し薬物療法の支援を行なっています。

持参薬チェック

持参薬チェック

予定入院となるすべての患者さんは、薬剤部の持参薬確認コーナーに寄っていただき、薬剤師がお薬を確認しています。薬によるアレルギー歴も含めて、入院後の安全な薬物治療のための情報として電子カルテに記録を残しています。

チーム医療

チーム医療

チーム医療は現在の医療を象徴するキーワードともなりました。医師の指示により看護師ほかのスタッフが動く形態から、各専門職種が医師の治療方針を理解したうえで意見を出し、治療に反映させていく形態に変化しつつあります。また当院では診療科の垣根を越え、病棟横断的に活躍するチーム医療も活発に行なわれています。感染管理チーム(院内感染予防や感染症治療をサポートします)、栄養支援チーム(栄養不良の患者さんの栄養療法を担当します)、褥瘡管理チーム(褥瘡の予防と治療を行ないます)、緩和支援チーム(がん患者さんの除痛や精神的ケアを担当します)など、いずれも薬剤師がメンバーとして活動しています。