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まで
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電話: 027-224-4585
FAX: 027-243-3380
休診日
土曜日・日曜日・祝祭日
創立記念日(3/23)
年末年始(12/29~1/3)

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泌尿器科

 当科は日本泌尿器科学会、日本透析医学会の教育認定施設になっています。診療範囲は泌尿器科全般から血液浄化療法を幅広くカバーしています。ほかの泌尿器科施設に比べ、尿路外傷、敗血症を伴う結石性腎盂腎炎などの泌尿器科救急疾患が多いこと、2名の日本小児泌尿器科学会認定医が在籍しているため小児泌尿器科患者が多いことが特色になっています。

当泌尿器科診療の柱は
1:泌尿器科悪性腫瘍の診断治療
2:前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症など一般泌尿器科疾患の診断治療
3:慢性腎不全を中心にした血液浄化療法
4:小児泌尿器科疾患の診断治療
の4本です。

 当院は群馬県内で唯一、すべての初期研修医が泌尿器科での研修を受けるカリキュラムを行っています。すでに百数十名の研修医たちが泌尿器科研修を受けました。高齢化の進む現在、どの科に進んでも尿路管理の知識経験は重要であると考え、指導を行っています。
 病院移転まで1年を切りました。昨年度から進めている当日入院手術の範囲をひろげ、より機動力のある泌尿器科を目指します。残念ながら移転に伴い資金のかかる新規医療器機の導入は難しい状態にありますが、そこは知恵と総合力で診療を充実させてまいります。今後ともご支援ご指導をよろしくお願いします。

診療スケジュール

 
午前(初診)久保田 裕(隔週)
新田 貴士(隔週)
事前予約・初診のみ松尾 康滋
新田 貴士(隔週)
安田 恵里奈
(隔週)
鈴木 光一(隔週)
安田 恵里奈(隔週)
事前予約・初診のみ
午前(再診)鈴木 光一 松尾 康滋
新田 貴士(隔週)
安田 恵里奈
(隔週)
久保田 裕 
午後検査手術検査松尾 康滋
(小児泌尿器)
(二分脊椎第3週)
手術

※再診の方は予約が必要です。
小児泌尿器科外来は木曜日午後、二分脊椎外来は第三木曜日午後です。
電話予約での受診をおすすめします。
初診日は検尿、エコーなどの検査で、診察終了まで時間がかかることをご承知おきください。

医師紹介

氏名職名卒年専門分野【専門医・認定医・指導医】
松尾 康滋部長S60卒
泌尿器一般、透析一般

日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本透析医学会専門医
日本透析医学会指導医
日本小児泌尿器科学会認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本プライマリ・ケア認定医
臨床研修指導医
久保田 裕部長H元卒
前立腺がん検診 泌尿器一般 透析一般

日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本透析医学会専門医
日本透析医学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本がん検診・診断学会がん検診認定医
日本プライマリ・ケア認定医
臨床研修指導医
鈴木 光一副部長H5卒
泌尿器一般、透析一般

日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会泌尿器科領域認定医
日本小児泌尿器科学会認定医
日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア認定医
日本泌尿器科学会専門医
日本透析医学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本透析医学会指導医
日本プライマリ・ケア学会指導医
臨床研修指導医
新田 貴士副部長H14卒
泌尿器科全般

日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
臨床研修指導医
安田 恵里奈専攻医H25卒
泌尿器科一般
1:泌尿器科悪性腫瘍の診断治療

 前立腺がんに代表される検診やドックなどの普及で泌尿器癌の早期発見は増加しています。一方診断の時点ですでに転移浸潤を有する例やご高齢・合併症で積極的治療が困難な症例も少なくありません。手術による治療は勿論、総合病院であるメリットを生かしての放射線療法も治療の一つの中心として行っています。Best supportive careの段階に至った患者さんには緩和チームとの連携、さらに在宅が可能な患者さんについては連携いただけている開業の先生のお力を借りての診療を進めています。
 昨年度、腎細胞癌の手術は開腹5(うち腎部分切除4)、鏡視下手術9、腎盂尿管癌の手術は開腹6、鏡視下手術1、膀胱癌の手術は経尿道手術113、膀胱全摘8、前立腺癌の手術は前立腺全摘7を行いました。

2:前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症など一般泌尿器科疾患の診断治療

 前立腺肥大をはじめとする多くの泌尿器科疾患では薬物療法の進歩で保存的に経過が見られることが多くなりました。近隣の泌尿器科標榜の先生をはじめ、多くの連携医の先生に治療薬の処方をお願いしています。
 尿路結石についてはご高齢の方が多いため、根治術に至らず尿管ステントで通過障害を解消してみるにとどまることもありますが、可能な限りステントを抜去すべく治療を進めています。体外衝撃波による尿路結石砕石装置/軟性硬性尿管鏡を用いての尿路結石砕石などの負担の少ない方法で行っています。

3:慢性腎不全を中心にした血液浄化療法

 県内唯一、腎臓内科泌尿器科共同で血液浄化療法センター(透析室)を運営しています。昨年度は血液透析患者さんの命綱ともいえる内シャントの作成を34件行っています。また、連続的携行式腹膜透析(CAPD)のカテーテル挿入も当科が行っています。

4:小児泌尿器科疾患の診断治療

 小児の尿路性器異常の治療は泌尿器科の専門分野の一つです。木曜日午後に小児泌尿器科外来を開設し、毎回3人ほどの紹介初診患者さんを受け付けています。昨年度は停留精巣固定術14、精巣精索水瘤7、尿道下裂手術8、膀胱尿管逆流防止5、腎盂形成4(うち鏡視下2)、埋没陰茎形成1などを行いました。また、夜尿症診療の普及のために夜尿症診療ガイドライン2016作成委員長大友義之順天堂大小児科准教授に来院いただき、病診連携学術講演会を行い、多くの小児科泌尿器科をはじめとする先生方に参加いただきました。
昨年度の手術件数は687例でした。渋川地区に泌尿器科常勤施設が開設になったこともあり一昨年度より減少しましたが、回復の途上にあると認識しております。

小児泌尿器科で取り扱う主な疾患

包茎
こどものおちんちんの基本形は包茎です。生まれたばかりのときはほとんどが包茎の状態です。亀頭と包皮の癒着があったり、包皮輪が狭かったりでむけません。自然に亀頭がでるようになることが多いのです。私たちは繰り返して包皮炎を起こしたり、排尿の妨げになったりする場合は積極的な治療が必要と考えています。また、4~5歳になってもむける様子がないときも治療を行っています。多くの場合、手術の必要はなく、副腎皮質ホルモンを含んだ軟膏を使うことで亀頭がでるようになります。

停留精巣
精巣はもともと陰嚢の中にできるものではありません。生まれる前に赤ちゃんのお腹の中から陰嚢内に降りてきます。その途中で止まってしまったものが停留精巣です。そのままでは将来不妊症となったり、腫瘍化しても気がつかなかったり(降りている精巣より腫瘍化することが約10倍高いとされます)、けがをうけやすかったりします。1歳を越えても降りていない場合は手術が必要です。まったく精巣が触れない場合は腹腔鏡を使って検査・手術を行います。移動精巣というふだんは精巣が陰嚢内に降りてはいても、ときに上がってしまったりする状態もあります。これは障害が起こらないので手術は不要です。停留精巣か移動精巣か紛らわしいこともありますので、心配なときは一度診察を受けて下さい。手術のための入院は2泊3日です。

急性陰嚢症とくに精巣捻転
急に精巣を痛がる病気がいくつかあります。それらの総称が急性陰嚢症です。その中でとくに重要な病気が精巣捻転です。精巣が回転してしまうために精巣につながる血管が捻れてしまい、血が通わなくなり強い痛みが起こります。ときには嘔吐を起こしたりもします。思春期におこることが多く(新生児期に見られることもあります)、6~8時間以内に緊急手術でねじれを戻してあげないと精巣が壊死に陥って、摘出せざるをえないことになってしまいます。精巣捻転は症状が似た別の疾患との鑑別が大切です。疑わしいときは必ず泌尿器科医の診察を受けて下さい。

尿道下裂
外尿道口が陰茎の先端にない状態が尿道下裂です。手術で治すことができます。以前は3~4歳まで手術を待つ必要がありましたが、術前に陰茎を成長させる軟膏の使用や拡大鏡など手術器具の改良でこどもさんにとってストレスが少ないとされる1歳半までの手術ができるようになりました。産科・小児科で尿道下裂かと診断された場合、0歳前半で受診することをお勧めします。手術での入院期間は尿道下裂の程度によりますが約2週間です。細かい形成手術であるため、2回目の手術での手直しが必要になることもあります。

水腎症
生まれる前のエコー検査で赤ちゃんの腎臓の中の尿の通り道のはれ:水腎症が見つかることが増えています。まず、エコー検査やMRIによる検査で尿の通り道の全体像をつかみ、ラジオアイソトープを用いた検査でそれぞれの腎臓の働きを調べます。時には、全身麻酔をかけての検査が必要になることもあります。水腎の程度、尿の流れ具合、それぞれの腎機能を見ながら、手術が必要かどうか判断します。自然軽快することも見られますので3~6ヶ月間隔で慎重に経過観察を行い様子をみるか手術をするかの判断をします。手術の場合、入院期間は約1週間です。

膀胱尿管逆流
腎臓からの尿は細い尿管を下って膀胱に入り、尿管から膀胱へは一方通行で逆流はしません。しかし、1%弱のあかちゃんでは尿の逆流:膀胱尿管逆流がみられます。乳児期の熱がでる尿路感染症の約30%に尿路の異常がみられますが、その代表が膀胱尿管逆流です。尿路感染を繰り返すことで腎臓を痛めつけてしまうので、感染が起こらないようにすることが治療です。また、膀胱尿管逆流自体自然治癒することがよくみられます。治療方針はまず感染が起こらないようにしながら、自然治癒するかをみます。感染を繰り返す場合、大きくなっても自然治癒しない場合は手術を行います。手術の場合、入院期間は約1週間です。

夜尿・昼間遺尿(尿失禁)
夜尿(おねしょ)は膀胱機能が大人に近づくにつれ自然に治ることが多くみられます。小学校入学以降にも続く場合、いくつかの検査をした後に治療を開始します。大切なことは親御さんの「あせらず、しからず」の態度と本人のおねしょをどうにかしょうという気持ちです。当科では受診の前、1ヶ月程度夜尿と日中の排尿記録をつけていただきます。診察の日の朝、飲食をする前に尿をとってもらい、その検査結果と排尿記録などを合わせて夜尿のタイプを分けて、治療方法を決めていきます。残念ながら夜尿を根本的に治す薬はなく、自然になくなっていくことの手助けをします。また、見た目にはわかりにくい生まれつきの尿路の異常や膀胱に行く神経の障害による夜尿かどうかの区別も行います。 昼間の尿漏れについても同様に排尿記録をつけていただくことから診察が始まります。やはり尿路・膀胱へ行く神経の障害がないかなどを調べます。

二分脊椎
生まれつきの脊椎の形成異常で神経の障害がおこる二分脊椎は神経の手術を行った後、尿路管理が必要になります。排尿の後に尿が膀胱に残ってしまったり、尿失禁が起こったりすることが高率にみられます。適切な管理・治療を行わないと膀胱機能だけでなく腎機能まで障害を起こすことがあります。二分脊椎患児には定期的な診察・検査や自己導尿・抗コリン剤などの開始します。排便障害も伴うことが多いため腹圧性便失禁に対する洗腸指導も行っています。また、次のあかちゃんに同じ病気が起こることを減らすためお母さんに葉酸を服用してもらうことの指導もしています。