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院内感染対策チーム

感染症とは、微生物(ばい菌、カビ、ウィルスなど)が自分が生きるために、人の中に入り込んで増殖し人に危害を与える病気です。詳しくは、【感染ってな~に】を見てください。
病院の中には感染症にかかっている方も多く入院していますし、また微生物に抵抗力のない患者さんも多いため、一般社会よりもいろいろな種類の微生物がいる可能性が高いです。また、感染症を直すために使用する抗生剤などのために、それら抗生剤が効かないような菌(耐性菌)がいる可能性があります。
病院内では、感染しやすい患者さんに、感染を移さないこと、そしてあなた自身が耐性菌などを家に持っていかないよう気をつけなくてはいけません。そのためには、あなた自身が病院内外で手洗い、うがいを必ず行うこと、マスクをすること(サージカルマスク)、病院廊下においてあるアルコール製剤により手をきれいにすることが必要です。

■病院を訪れる方へのお願い
易感染状態もしくは耐性菌感染症の方がおりますので、一部病室面会制限、病棟への訪問制限、または生花のもちこみの禁止などを行うことがあります。その際はどうぞご理解のほど宜しくお願いいたします。

感染対策のためのチーム

院内には、感染症が起きないよう、また想定以外に感染症が広がった時にすぐわかるよう、そして感染症が発生した時に組織的問題があればそれに迅速に対処するよう、活動しているチームがあります。
それがICT(インフェクションコントロールチーム)と感染対策委員会細菌検査室です。

耐性菌
当初効果のあった抗菌薬に対して抵抗性をもち、薬が効かない、もしくは効きにくくなった菌

サージカルマスク
サージとはsurgery(=外科)からきている言葉で、医療用マスクをいう。規格として細菌や微粒子の濾過効率がある一定以上のものをいう。一般的には細菌濾過効率95%以上のものをいう。

アルコール製剤
最近では手指の消毒には擦式アルコール製剤が有効であることがわかっています。手が汚れているときには流水で手洗いしその後アルコール製剤をすり込むことで手指の雑菌消毒に著明な効果がみられます。

易感染状態
免疫力が低下して感染症にかかりやすくなった状態。血液の病気や糖尿病、ステロイドや免疫抑制剤使用している状態など。

感染ってな~に

感染(症)種類

1.市中感染(症)
一般社会で生活していて感染、又は感染症を発症した場合
2.院内感染(症)
病院や施設の中で新たに感染、又は感染症を発症した場合世界的には在宅ケアでの感染を含めて「医療関連感染 Healthcare-Associated Infection; HAI」と言われるようになっています。
2-1患者様が発症する医療関連感染症
医療器具(カテーテル、チューブ、ドレンなど)を使用している方に起こるカテーテル関連の敗血症、尿路感染症、肺炎や、手術部位感染症など
2-2医療従事者が発症する医療関連感染症
注射針を誤って刺してしまうことで発症する肝炎など
2-3患者様・医療従事者共に発症する感染症(アウトブレイクと呼ばれます)
ノロウイルスによる嘔吐下痢症やインフルエンザなど

感染の仕方

発症するまでの流れ
微生物の存在・生存環境 ⇒ 存在環境からの脱出 ⇒ 微生物の移動
⇒ 生体への侵入・定着 ⇒ 微生物の増殖 ⇒ 発症

主な感染方法と病名

空気感染
 咳などで飛び散った微生物が空気中に漂っていることが原因。結核、水ぼうそう、麻疹(はしか)等
飛沫感染
 咳やくしゃみで微生物が飛び散ることが原因。インフルエンザ、風疹(三日はしか)、流行性耳下腺炎(おたふく)等
接触感染
 皮膚や粘膜に直接触れたり、食器などから間接的に触れることが原因。ほとんどの細菌による感染症、インフルエンザ 等

予防策

感染方法によって異なりますが、主な予防方法は以下のようなものがあります。
空気感染
 発症者も周囲の人も一般的なマスクの着用。医療施設などでは特殊なマスク
飛沫感染
 発症者も周囲の人も一般的なマスクの着用。医療施設などでは医療用マスク
接触感染
 手洗い・手指消毒、環境の清掃の実施

感染対策委員会

院長の諮問機関うちの一つの委員会で、委員長、院長、看護部長、事務長、感染管理室、診療部医師、看護部、最近検査室、薬剤部、事務部からの代表委員で構成されており、月1回会議を開催しています。
会議では、院内での感染動向や耐性菌情報などの報告、感染管理上の問題解決、清掃を含む環境整備、感染管理上の院内ルールの作成と改正、感染対策マニュアルの改編などを行っています。
また、急にある感染症が想定以上に発生した場合は、緊急会議を開催します。最近では、2009年に発生した新型インフルエンザの時や、季節性インフルエンザの病棟内発生の時などに病棟閉鎖を含めた対策が必要なときなどに開催されています。

ICT(Infection Control Team)の活動

1.メンバー構成

メンバー写真

感染管理室(室長、感染管理認定看護師2名)、ICT担当師長(看護部)、細菌検査室(臨床検査技師)、薬剤師、病棟リンクナース(各病棟より2名程度)計57名で「明るく楽しく元気に」活動中。

※写真はICTメンバー(一部)

2.活動内容

・月1回環境ラウンド(リンクナース、ICN、臨床検査技師、薬剤師)
・年2回講習会(ICTメンバーによる講習会)
・年2回講演会(外部より講師を招く)
・11月ICTキャンペーン(キャンペーン期間中に「ICT祭り」開催)
・リンクナースによるワーキンググループ活動

院内感染対策講習会の風景
院内感染対策講習会の風景
ICTキャンペーン期間中開催されるイベント「ICT祭り」
ICTキャンペーン期間中開催されるイベント「ICT祭り」
ワーキンググループ活動
ワーキンググループ活動

3.今までの実績・結果

環境感染学会発表 2002年度から演題提出開始

表画像

4.ICTメインキャラクター

手指衛生を積極的に行ってもらいたいとの願いを込めた「ケイン兄弟物語」をリンクナースが作成。
そこから生まれたキャラクター「ケイン兄弟」です!!

キャラクター

細菌検査室

細菌検査室写真

人は、多種、多数の細菌に囲まれて生活しています。殆どの細菌は生活していくうえで無くてはならない友人なのですが、ごく一部の細菌は害を与えます。また、普段は常在菌として人に定着している細菌も、重い病気に罹ったり、免疫力が落ちると突然感染症を起こすことがあります。この病気を起こした細菌を見つけて、どのような薬で治療すれば治るかを検査するのが細菌検査室です。
細菌検査には大きく分けて直接顕微鏡で病気を起こした細菌を見つける塗抹検査、細菌を増やして詳しく調べる培養・同定検査、病気を起こした細菌にどの薬が効くかを調べる薬剤感受性検査があります。

塗抹検査
塗抹検査
培養検査
培養検査
感受性検査
感受性検査
グラム染色(1000倍)
グラム染色(1000倍)
培地に生えた腸内細菌
培地に生えた腸内細菌
拡散法によるブドウ球菌の感受性
拡散法によるブドウ球菌の感受性

検査室の役割

1.患者様の感染症を治すお手伝い
まず、塗抹検査(グラム染色)で病原菌を推定し、初期治療をします。培養・同定検査には3日から1週間かかりますが、確実な病原菌の名前が解ります。同時に薬剤感受性検査もすれば、どのお薬が効くかがわかります。このとき患者様に一番あった抗菌薬に切り替えることもあります。そのほか、結核や、カビ、一部のウイルス検査もしています。

2.病院の中で起こる特別な感染症の監視
細菌は、人よりも遥か昔から生きています。色々な環境に適応するために結構賢くなっています。初めての抗生物質であるペニシリンが作られたころには、殆どの細菌はこれでやっつけることができたのですが、何度も接触しているうちに、抗生物質を効かなくするアイテムを手に入れてしまったのです。耐性菌の出現です。
感染症の患者様もたくさん入院してくる病院の中では、たくさんの抗生物質を使うため特に耐性菌が住み着きやすいのです。この耐性菌が今どこにいるかを毎日確認して、不穏な動きがあれば、特別な訓練を受けた看護師さんや薬剤師さん、担当のお医者さんとともに緊急出動して終息するまで、一緒に戦います。

3.感染症に関する情報の収集
前橋地区ではどのような感染症が流行っているのか。群馬県ではどうか。いつも情報を集めてスタッフに提供しています。普段あまり見かけない病原菌にはなかなか頭が回りません。少し予備知識があれば疑ってかかれるわけです。最近は飛行機の発達で地球の裏側にだって1日で行けてしまいます。昔はごく限られた国の風土病が、ある日突然日本で大流行なんてことも考えておかなければなりません。情報収集は地道ですが重要な仕事です。

活動

培養数

表画像

耐性率表:2013年1年間

耐性率表:2013年1年間

耐性表率画像

黄色ブドウ球菌中のMRSAの割合(%)

黄色ブドウ球菌中のMRSAの割合(%)