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Graduates

OB・OGからのメッセージ

仲村 佳彦先生

現在の勤務地・役職
福岡大学 医学部 救命救急医学講座
福岡大学病院 救命救急センター 主任教授
救命救急センター長

私は、2008年4月から2012年3月までの4年間前橋赤十字病院高度救命救急センター(以下、同センター)に在籍しました。同 センターの魅力は病院前救護(ドクターヘリ)、災害医療、全次対応ER、術後・救急を問わないICU管理、主治医業務をすべて経験で きる点にあります。また、全国から多くの専攻医およびスタッフが集まってきているため、様々な価値観、経験からお互いを高め合い、救 急医として幅広い視野を持つことができることも大きな魅力です。救急医育成のためのサポート体制も極めて充実しており、救急関連の学 会および教育コースの参加費または受講費・旅費が病院から支給されるのは画期的なシステムであると思いました。さらに、国内外の留学 に対する援助もあります。私自身も国内留学を経験させて頂き、貴重な経験を得ました。救急医に必要な知識・技術・経験を網羅的に1つ の施設で学べる同センターでの経験は現在大学病院で教育的な立場で仕事をしている自分にとって、地方から都市部、救急部門から救命救 急センターと幅広く活躍できる救急医の育成に役立っています。

菊谷 祥博先生

現在の勤務地・役職
明和会 中通総合病院 救急総合診療部部長

内科医上がりで何もできなかった私をセンター長含め救急科のスタッフ、看護師が成長させてくれました。命に対して真摯に向き合う態度、患者をよくするために議論し、時には喧嘩もし、よりよい医療を提供しようとする姿勢がとにかく心地よく感じられ、その輪に入って仕事をしていられることに次第に喜びを感じるようになりました。
    また、よりよい組織の作り方、あり方、問題の解決の仕方なども学べました。 現在は古巣に戻り、前橋赤十字病院出身の救急医として患者に向き合っています。環境も患者層も違いますが、学んだことを実践し、ERやICUスタッフ、研修医の指導を行っています。また、災害医療に興味はあったが、機会に恵まれなかったスタッフを巻き込み、中通病院DMATを立ち上げました。院内の災害に対する無関心も徐々に変化し、病院全体の雰囲気も変化してきました。
最後に、前橋赤十字病院での研修は私にとって人生の転換点となった出来事だったと感じます。何科に従事していても救急をやってみたいという気持ちと忍耐力と努力があれば前橋赤十字病院救急科は必ず受け入れてくれるでしょう。そして医師としても人間としても一回り成長させてくれる場所だと思います。

雨宮 優先生

現在の勤務地・役職
大阪医科薬科大学 救急医学教室 特務助教

私は現在、大阪医科薬科大学の救急医学教室で救急集中治療医として働いています。
私は2008年に卒業し、医師3年目より、当時「集中治療・救急・災害医療後期研修コース」という前橋日赤の救急専門医プログラムを スタートしました。 そのプログラム名が示す通り、前橋日赤救命の大きな特徴は、全次型ER救命のみならず、ICU入室患者全てを集中治療専従医師の管理 下に置くClosed general ICU、Dr.heli/Dr.car、および災害医療の全てを救急・集中治療科の責任で担っていることです。 ICUでは、救急だけでは経験することができない全科の重症患者管理を、しかも各専門科と連携しながら診療する体制によって、ほぼ全 ての病態の幅広く深い理解が可能となり、初療から集中治療にわたって、軽症から重症患者すべてに自信を持って対応する本質的で普遍的 な力をつけることができます。 さらに院外活動も積極的であり、蘇生や災害訓練コースの開催、インストラクター参加、災害出動、Medical control活動、行政への参加など、救急医の活躍の場を網羅しており、キャリア形成には最適と言っていい施設です。 救急医はERのみではなく、重症初療管理、重症集中治療管理も極め、さらに災害活動や救急医療体制などの社会的活動での活躍も期待さ れており、その全てを前橋日赤でシームレスに学ぶことができ、自身の興味に応じて深めることができます。 私自身、前橋日赤で救急医としての土台をしっかり構築できたことが全てで、その後の選択肢は無限大となり、現在は研究分野の勉強と成 長を目指して第2のキャリアを進んでいます。 みなさまもぜひ前橋日赤で救急医として成長・活躍し、自身の望む通りの医師像を目指してください。

小倉 崇以先生

現在の勤務地・役職
済生会宇都宮病院 栃木県救命救急センター 所長

前橋赤十字病院高度救命救急センター 集中治療科・救急科の魅力は、その専門医プログラムのネーミング通り「オールラウンダーの育 成」にあるのではないでしょうか?私自身は、2011年の4月から2019年3月まで在籍させていただきました。その期間で私は、救 急科専門医および集中治療専門医だけにとどまらず、外傷専門医、熱傷専門医、呼吸療法専門医、航空医療学会認定指導医、DMATや JATEC、ICLS等の各種教育コースのインストラクター資格、を取得させていただきました。決して楽な道のりではありませんでし たが、自己研鑽の意識の高い仲間と触れ合いながら、切磋琢磨しつつ自身の全てのスキルを磨くことができました。どのようなキャリアを 歩むにしても、この前橋の土地で全てのスキルを磨くことができる。これこそが、前橋赤十字病院高度救命救急センターの魅力ではないで しょうか。

西村 朋也先生

現在の勤務地・役職
沖縄県立八重山病院 救急科

私は前橋赤十字病院の集中治療科・救急科で後期研修医からあわせて6年間、救急・集中治療の研鑽を積ませていただきました。今は沖縄県石垣島にある急性期病院で救急医をしています。石垣島がある八重山諸島には当院より大きい病院がないため、八重山諸島内で発生するどんな重症患者も一度は当院に搬送されます。週1,2回は海上保安庁のヘリで周辺離島から患者を受けたり、当院で対応困難な重症患者は自衛隊ヘリで沖縄本島に急患搬送をします。年1,2回ですが当院でもECMOが導入されることがあります。海で溺れた人がいた場合は、消防の車で港やビーチまで行き、現場で処置をすることがあります。また災害拠点病院でもあるため、災害時の対応も迫られます。  これらあらゆる場面で前橋日赤で培った知識・技術が役に立ちます。ER・ICUでの重症患者対応、ヘリでの患者搬送、病院前での診療技術、ECMO管理、災害時対応、すべて前橋日赤の集中治療科・救急科で学ぶことのできる内容です。そして、それがそのまま離島病院で通用します。私は前橋日赤で教わった知識と技術で、今日も沖縄の離島救急を支えています。

奥田 龍一郎先生

現在の勤務地・役職
鹿児島市立病院 救命センター 医師

現在鹿児島で救急医として働いております奥田です。私は2018年から2020年の3年間後期研修プログラムを前橋赤十字病院で修 了しました。生まれは熊本、大学から初期研修は鹿児島と九州から出たことのなかった人生でしたが、職場の上司の勧めや実際に見学に 行った時の雰囲気から群馬の地で救急の後期研修をすることを決めました。前橋赤十字病院は救急のオールラウンダーを目指すにはもって こいの環境と感じました。プレホスピタルから救急外来〜集中治療まで救急科が主体的に診療を行っております。自分が初療で見た患者が どのように良くなっていくのか、時には悔しい思いをすることもありますが、とても貴重な経験を積むことができました。災害医療にも病 院全体がかなり熱いです。いろいろと述べましたが、私が研修の3年間で得た何よりもかけがえのない宝は人間関係です。遠く離れた今で も相談することが出来る上司、全国各地に移られた先輩方、学会でお会いした際には研修していた頃と同じように声をかけてくださること が一番嬉しいです。 救急集中治療の大事なことを学べるのはもちろんですが、熱い同志や先輩方と同じ釜の飯を食べて研修できたことは本当に貴重な経験でし た。

山田 栄里先生

私は他県の救命センターで後期研修を修了し、医師6年目より前橋日赤に赴任しました。異動先としていくつかの救命センターが候補でしたが、経験のなかったプレホス、災害医療を学びたいと思い、前橋日赤を選びました。
もともと救急車搬送数の多い病院での勤務歴が長く、ERより他を学びたいな、と思っていたのですが、実際に赴任してみると、ERリーダーの業務が非常に勉強になったのを覚えています。前橋日赤のERは救急車対応だけでなく、ヘリやドクターカーのコントロール、多数傷病者事案や局地災害の対応等、今までにない管理能力を求められ、スタッフの動きやオペ室・ICUの把握、ヘリの二陣目を出すなら誰にしようかな、と常にアンテナを張っていたように思います。 ドクヘリやドクターカー業務も、医師一人の状況で今できる最善の選択を即時に求められ、日々勉強でした。2019年の台風15号の際に、DMATとして千葉で活動を行わせて頂いたのも良い思い出です。
前橋日赤は、若いスタッフも多く、非常に勢いのある救命センターです。スタッフ間の仲も良く、楽しかった思い出が沢山あります。ER、プレホス、災害、ICUと幅広く学び、ステップアップしたい方にはとてもおすすめです。

青木 誠先生

現在の勤務地・役職
防衛医科大学校 防衛医学研究センター 外傷研究部門, 講師

私は前橋赤十字病院 集中治療科・救急科で令和3年4月~令和5年12月の間、約2年半所属して主に集中治療を学ばせて頂きました。前橋赤十字病院 集中治療科・救急科の魅力は専門医研修の文言でもある「オールラウンダー型専門医研修」ですが、集中治療と救急ついての各専門領域の質の高さも魅力の一つだと思います。私 は臨床歴10数年して集中治療の更に勉強する為に所属しましたが、ECMO診療中心として集中治療の奥深さを多々学ぶことができまし た。
また全国的に有名な急性期病院として多くの多施設共同研究にも参加されており、臨床と共に研究についても取り組めることができるのは 非常に大きな魅力だと思います。
振り返ってみまして集中治療・救急を学び始めた専門医研修での目的、更には集中治療・救急の中でも特に専門の領域を学びたいという方 にも学ぶことの多い場になると思っております。私自身は学ばせて頂きました集中治療・更には救急の中でも外傷診療の知識を活かして現 在防衛医科大学校 防衛医学研究センターで研究業務を行っております。臨床の現場で何が必要かどうか、課題になるか、前橋赤十字病院で学んだ事を活かして今後の活動に取り組めていると思って おります。

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OUR team

重症患者の診察には、プレホスピタル、救急外来での初療から集中治療管理への医療の連携が不可欠で、またそのマネージメントが重要 になります。 当科では救命のための4つの連鎖(ドクターヘリ、ER、ICU、救急病棟)と、これらすべてを動員して活動する災害医療を"5つの柱"として診療に取り組んでいます。

高度救命救急センター

高度な医療設備・技術を備え、24時間体制で最良の医療が提供出来る体制で臨んでいます。

集中治療科・救急科紹介

プレホスピタルや初療から集中治療管理への医療連携、そのマネージメントを行っています。

基幹災害医療センター

前橋赤十字病院高度救命救急センターは、群馬県の基幹災害医療センターに指定されております。

教育・研修

教育コース受講、集中治療科・救急科専門医、フライトドクターを目指すことができます。

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前橋赤十字病院は、平成15年3月に"高度救命救急センター"に認可されました。群馬県内全域を対象として、先進的で高度な救急医 療を行いながら、地域医療社会の救急医療の中枢となる医療を提供できるよう積極的に取り組んでいます。