希望の鐘

2018年9月に、放射線治療センター内に「希望の鐘」を設置致しました。 この鐘は、放射線治療が終わった時に、患者さんに鳴らしていただくものです。


中野 実 病院長

  古くから、船には鐘が設置され、視界不良になった時の合図や時の知らせとして鳴らし、また出航の時には鳴らして悪いものを祓うという風習があったと言われています。
 また前橋の旧市街には、群馬貿易会館の屋上に、市民の集めた基金による「愛の鐘」が設置され、前橋のランドマークとして親しまれていました*1。
病院への鐘の設置は、1996年に米国海軍士官 Irve Le Moyne 少将がテキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターで治療を受けた際に寄贈したのが始まりです*2。その後米国を中心に、多くのがんセンターや放射線治療・化学療法を行う病院に設置されており*3、治療が終わった患者さんが鐘を鳴らし、ご家族やスタッフとその喜びを分かち合うのが、一つのセレモニーとなっています。

放射線治療センターに設置されてます。

  放射線治療の最終日には是非、記念に鐘を鳴らしてください!
 患者さんとご家族にとって、鐘の音が新たな船出と喜びの合図 になりましたら、嬉しい限りです。また我々スタッフにとっても、患者さんが鳴らす鐘の音を聞くのは大変励みになります。

 放射線治療センターでは、この鐘と赤十字を、患者さんの希望と 「人道と博愛」の赤十字精神を示すシンボルとして、当センターの ロゴマークにデザインしました。

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この鐘の音が、放射線治療を受けた患者さん皆様の「これまで」「いま」「これから」のすべてを支える“希望”となることを願っています。

「希望の鐘」を鳴らす際の注意事項について(お願い)

1.撮影について
  1. 動画も含む撮影は放射線治療科医師またはスタッフの許可を得て行ってください。
  2. 他の患者さんやご家族、個人情報が特定される氏名等が写り込まないように撮影してください。
2.SNS等へ公開について
  1. 患者さんやご家族のみの画像については公開を制限いたしません。
  2. 当院スタッフが写っている場合は、当該スタッフの許可を必ず得てください。
3.鐘を鳴らす際の注意

治療中の患者さんやご家族もいらっしゃることから、鐘を鳴らす際は周囲への配慮にご協力をお願いします。

4.その他

当院では患者さんの検査結果を個人ブログ等で公開することを禁止しているため、治療経過として検査結果(画像データ、数値データ等)を併せて公開しないようにお願いします。

画像をクリックするとガイドラインが表示されます。