
呼吸器内科
Respiratory Medicine
特色
呼吸器内科部は医師6名からなり、地域の皆様の肺の健康を保ち、住み慣れたわが家で元気で暮らせるようにスタッフと共に外来・入院診療を進めております。
肺の病気は急性・慢性含め様々ありますが、重要な治療についてはクリニカルパスを導入し最適な検査や治療を提供できるようにしています。また多職種による呼吸ケア・リハビリテーションを推進し、地域の医療機関との円滑な連携を行っております。
診療
わが国の肺がんの新規診断数は年々増加する一方で、この十余年で様々な治療法が開発され、5年生存率は30%以上にまで向上してきました。適切な診断が最善の治療に結びつくことから、診断の鍵となる気管支鏡検査を迅速に実施しております。また呼吸器病センターとして呼吸器外科、放射線科との定期カンファレンスを行い、個々の患者さんに最適な標準的治療を提供しています。
気道と呼ばれる空気の通り道が狭くなることで、慢性の咳や痰、息切れ等の原因となる疾患です。風邪や気候の変化などをきっかけに急に呼吸ができなくなることがあります(肺の発作・急性増悪とも呼ばれています)。
気管支喘息は幅広い年齢層でみられる疾患です。夜間症状や発作を繰り返す難治性の患者さんには生物学的製剤(バイオ製剤)の選択・導入を行っています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)はタバコの煙や大気汚染等や、子どもの頃の肺炎、喘息等の肺の病気が原因で発症し、階段昇降時や歩行の際に息切れを来す疾患です。年のせいと考えて診断が遅れることが往々にしてあります。呼吸機能検査や画像検査で診断します。
どちらの疾患も病気とうまく付き合う自己管理法(薬物療法、運動療法、食事療法など)を身につけることで病状の安定化を目指します。
近年増加している疾患です。画像検査や呼吸機能検査、運動機能評価等を元に適切な診断・治療方針を決定し、原因疾患の治療や抗線維化薬等の導入を行っています。
頻度の多い疾患であり、外来または入院にて治療を行っております。非結核性抗酸菌症は近年増加している疾患で、新規治療薬の導入や呼吸リハビリテーション等を実施しています。
2003年より専門外来を開設し、小児・成人の睡眠時無呼吸症候群につき終夜睡眠ポリグラフ検査を実施し、耳鼻科・小児科・歯科口腔外科とも連携して診療を行っております。CPAPについてはかかりつけ医または最寄りの医療機関へ治療導入を依頼しております。
呼吸機能障害による息切れについて入院・外来での呼吸リハビリテーションを実施しております。また、訪問看護ステーションと連携して在宅呼吸リハビリの実施も進めております。在宅酸素療法、在宅ハイフローセラピー、在宅人工呼吸(非侵襲的陽圧換気療法)などの治療導入をかかりつけ医と連携して行っております。
2023年3月更新
スタッフ紹介
名前 | 卒年 | 職名 | 専門分野 | 資格 |
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堀江 健夫 |
1992年 | 部長 | 呼吸器全般・気管支喘息・肺気腫・肺癌・ 睡眠時無呼吸症候群 |
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本呼吸器学会指導医
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会呼吸ケア指導士
日本アレルギー学会認定医
日本アレルギー学会専門医
臨床研修指導医
日本クリニカル・パス学会認定パス指導者
日本アレルギー学会暫定指導医
医学博士
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蜂巣 克昌 |
2011年 | 副部長 | 呼吸器内科一般 |
日本内科学会認定医
日本アレルギー学会アレルギー専門医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
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神宮 飛鳥 |
2013年 | 医師 | 呼吸器内科一般 |
日本呼吸器学会呼吸器内科専門医
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岩下 広志 |
2014年 | 医師 | 呼吸器内科一般 |
日本内科学会認定医
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江澤 一真 |
2016年 | 医師 | 呼吸器内科一般 | |
申 悠樹 |
2016年 | 医師 |
外来スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 (初診) |
岩下 広志 | 申 悠樹 | 蜂巣 克昌 | 宇野 翔吾 江澤 一真 |
神宮 飛鳥 |
午前 (再診) |
江澤 一真 | 堀江 健夫 神宮 飛鳥 |
滝瀬 淳 岩下 広志 |
蜂巣 克昌 | 申 悠樹 |
午後 | 堀江 健夫 (睡眠時無呼吸) |