外科
General surgery

はじめに

当院の外科は‘最小の侵襲で最大の治療効果を(Minimum damage, Maximum benefit)’,‘あきらめないでとことん治療する(Never give up)’をモットーに,10名の医師で日々の診療にあたっております. 消化器内科・病理診断科に代表される各診療科や,他職種と症例検討会等を通じて,各々の患者さまに対して最善の治療方針を検討しています.内視鏡治療や胸腔鏡・腹腔鏡手術などの低侵襲治療から病状に応じた拡大手術まで,患者さんに十分な説明を行い同意を得た上で治療を行っています.

特色

  • 癌専門病院ではなく、様々な領域の専門医が揃った総合病院であり,心臓疾患・腎臓疾患・糖尿病などの合併症を  お持ちの患者さまに対しても,専門医と相談しながら安全に手術を行うことができます.
  • 周術期管理では,クリニカルパスを用いた医療の標準化に努めています.
  • 栄養サポートチーム,かんわ支援チーム,感染対策チームなどのチームと協力して,医療の質の向上に努めています.
  • 高度救命救急センターやICU(集中治療室)と連携し,重症例や幅広い救急疾患に対応できる体制を常時整え,  地域医療の中心的役割を果たしています.
日本外科学会専攻医修練施設
日本消化器外科学会専攻医修練施設

当科が担当する主な疾患について

食道・胃・小腸・大腸・直腸などの消化管疾患,肝臓・胆道・膵臓・脾臓・副腎といった腹部臓器疾患に対する診断・治療を中心に診療を行っています.胆石・鼠径ヘルニア・痔などの良性疾患や,急性虫垂炎・消化管穿孔・腹部外傷などの救急疾患の診療も行っています.

食道・胃外科領域

上部消化管(胃および食道)の疾患を取り扱っています.当院では,食道癌および胃癌治療ガイドラインに沿って基本的に診療を行っていますが,治療成績の向上を目指して随時,新たな手術手技の導入をはかっています

下部消化管外科領域

根治性,安全性を重視して治療を行うことが最重要であると考えていますが,同時に侵襲が少なく,機能温存・肛門温存を考慮した治療が必要と考えています.下部直腸癌の症例に対しては,進行度に応じて超低位前方切除術や内外括約筋間切除術(ISR)を行って,可能な限り肛門機能温存を目指しています.

肝胆膵外科領域

当院は,群馬県内唯一の肝胆膵外科学会認定高度技能専門医修練施設(2015年10月現在)に認定されています.肝癌(肝細胞癌,転移性肝癌など),膵癌,胆嚢癌,胆管癌を中心として,多くの肝胆膵外科手術を行っています.肝胆膵外科領域の手術は難易度が高く、他臓器の手術と比較して術後合併症のリスクが多いといわれています。門脈塞栓術や術前の3次元CT画像によるシュミレーションにを行い、手術の安全性を重視しています。また、局所進行腫瘍に対しては血管合併切除・再建や術前化学(化学放射線)療法を行うことで根治性を高める取り組みを行っています。

一般外科領域

主に良性疾患を取り扱っています.鼡径ヘルニアを代表とする,ヘルニア(いわゆる脱腸)手術,急性虫垂炎(いわゆる盲腸)手術が主な手術です. 急性虫垂炎に対して2006年から,鼠径ヘルニアに対しては2012年より腹腔鏡下手術を導入しています.患者さんの全身状態・併存症など,病状に応じて手術術式を決定しています.

専攻医(後期研修医)・医師募集

当科では,専攻医(後期研修医:卒後3年目から5年目)・外科系医師(卒後6年目以降)を常時募集しております.対象症例は悪性疾患から救急疾患まで多岐にわたり,多くの症例を経験することができます. 外科専門医制度修練施設,消化器外科学会専門医制度指定修練施設,肝胆膵外科学会認定肝胆膵外科高度技能専門医修練施設(B)等に認定されており,これらの専門医の取得が可能です.見学は常時受け付けています.

スタッフ紹介

名前 卒年 職名 専門分野 資格

荒川 和久

1995年 部長 消化器外科・肝胆膵外科
日本外科学会認定内科医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
日本外科学会認定医
日本外科学会専門医
日本外科学会指導医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会指導医
日本消化器病学会専門医
消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ICD制度協議会認定ICD(感染管理医)
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
臨床研修指導医

宮崎 達也

1995年 部長 消化器外科
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本気管食道科学会気管食道科専門医
日本食道学会食道科認定医・食道外科専門医
日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
日本静脈経腸栄養学会認定医
臨床研修指導医
医学博士

清水 尚

1997年 副部長 消化器外科・内視鏡外科
日本外科学会認定医
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器外科・胃)
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
日本医師会認定産業医
臨床研修指導医
医学博士

黒崎 亮

1998年 副部長 肝胆膵外科、消化器外科
がん治療認定医
緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
臨床研修指導医

宮前 洋平

2004年 副部長 消化器外科
日本外科学会専門医
臨床研修指導医
医学博士

矢内 充洋

2004年 副部長 消化器外科
日本外科学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器病内視鏡学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
臨床研修指導医
医学博士

星野 万里江

2011年 医師 消化器・一般外科  

本多 良哉

2014年 専攻医 一般外科  

山口 亜梨紗

2015年 専攻医 消化器外科  

学会・論文業績

学会発表
Naoki, Tomizawa, Itasu Ninomiya
Radical resection for cancer at post-esophagectomy anastomotic site under extracorporeal membrane oxygenation(ECMO)
The International Society for Diseases of the Esophagus (ISDE) 15th World Congress, 2016 9 Singapore
Naoki Tomizawa,Takuhisa Okada,Tatsumasa Ando,et al
The totally laparoscopic colectomy using Natural orifice specimen extraction(NOSE) combined with Reduced port surgery.
第71回日本消化器外科学会総会ワークショップ, 徳島 2016.7
富澤直樹,安東立正,荒川和久 他
大腸癌に対するNOSE(Natural orifice specimen extraction)手技による完全腹腔鏡下手術の中短期成績
第116回日本外科学会定期学術集会 2016.4 大阪
富澤直樹,安東立正,荒川和久 他
腹腔鏡下後方骨盤内臓全摘と経会陰的側方廓清の経験
第71回日本大腸肛門病学会 2016.10 三重
富澤直樹,安東立正,荒川和久 他
大腸癌に対するNOSE(Natural orifice specimenextraction)手技と腹腔内吻合による完全腹腔鏡下手 術の成績
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
富澤直樹,安東立正,荒川和久 他
大腸癌に対する Natural orifice specimen extraction (NOSE) による完全腹腔鏡下手術のReduced portの試み
第35回群馬消化器病研究会 2017.1 前橋
荒川和久,黒崎亮,小林克巳 他
膵頭十二指腸切除後,骨格筋量の推移からみた周術 期の栄養・感染
第28回日本肝胆膵外科学会学術集会 2016.6 大阪
荒川和久,八木直樹,岡田拓久 他
大腸癌遊離穿孔・腹膜炎症例の検討
第54回日本癌治療学会学術集会 2016.10 横浜
清水 尚
胃癌に対するLDGにおいて体腔内Hemi-DST吻合を 用いたBillroth-I法再建は簡便かつ安全である
第71回日本消化器外科学会総会 2016.7 徳島
清水 尚,本多良哉,八木直樹 他
胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術における体腔 内 Hemi-DST を用いた Billroth-I 法 再建の安全性 の検討
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
清水 尚
腹腔鏡下胃癌根治術に対する包括的周術期管理プロ グラムの実践
第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会 2017.2 岡山
清水 尚,本多 良哉,星野 万里江 他
腹腔鏡下胃癌根治術における吻合部関連合併症ゼロ を目指した包括的周術期管理プログラム
第89日本胃癌学会総会 2017.3 広島
榎田 泰明 安東 立正 八木 直樹 他
上部消化管穿孔手術症例における手術部位感染の検討
第14回日本消化器外科大会 2016.11 神戸
榎田泰明,安東立正,本多良哉 他
上部消化管穿孔に対する大網充填/被覆術における 手術部位感染の検討
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
榎田泰明,富澤直樹,清水 尚 他
残胃癌切除症例における後方視的検討
第89日本胃癌学会総会 2017.3 広島
榎田泰明,安東立正,富澤直樹 他
鼠径部ヘルニア嵌頓に対する腹腔鏡アプローチ
第53回日本腹部救急医学会総会 2017.3 横浜
岩松清人,安東立正,富澤直樹 他
腹腔鏡下胃切除術における細径鉗子を用いた新しい 肝挙上法
第71回日本消化器外科学会総会 2016.7 徳島
岡田拓久,富澤直樹,本多良哉 他
大腸粘膜下良性腫瘍に対して,大腸内視鏡補助下-腹腔鏡下結腸部分切除を施行した1例.
第30回群馬県内視鏡医の集い 2016.7 前橋
岡田拓久,富澤直樹,小澤直也 他
SILS・Reduced port surgery・conventional Reduced port surgeryを行ったNatural orifice specimen extraction(NOSE)による大腸癌完全腹腔鏡下手術
第71回日本消化器外科学会総会 2016.7 徳島
岡田拓久,富澤直樹,本多良哉 他
上行結腸脂肪腫に対して,大腸内視鏡・腹腔鏡下合同結腸部分切除を施行した1例
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
稲川万里江,富澤直樹,安東立正 他
大 腸 癌 に 対 す るNOSE(Natural orifice specimen extraction)による完全腹腔鏡下手術のReduced port の試み
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
八木直樹,富澤直樹,安東立正 他
経腟的標本摘出法により体表を5㎜ポートのみで行った完全腹腔鏡下幽門側胃切除の1例と当院の短 期治療成績
第71回日本消化器外科学会総会 2016.7 徳島
八木直樹,富澤直樹,安東立正 他
胃 癌 に 対 す る 経 腟 的 標 本 摘 出(Tranvaginal specimen extracrion:TVSE)による完全腹腔鏡下手術
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
小澤直也,富澤直樹,安東立正 他
経腟的標本摘出法による完全腹腔鏡下幽門側胃切除の手術侵襲の検討
第116回日本外科学会定期学術集会 2016.4 大阪
本多良哉,富澤直樹,安東立正 他
横隔膜腫瘍・胆嚢結石症に対して腹腔鏡・胸腔鏡合同手術を施行した1例
第71回日本消化器外科学会総会 2016.7 徳島
本多良哉,富澤直樹,荒川和久 他
食道・胃・肝臓・咽頭の異時性4重複癌の1例
第78回日本臨床外科学会総会 2016.11 東京
本多良哉,安東立正,富澤直樹 他
交通外傷による腹壁ヘルニアに対して腹腔鏡下腹壁ヘルニア修復術を施行した1例
第53回日本腹部救急医学会 2017.3 横浜
山川隼輝,富澤直樹,荒川和久 他
経腟的標本摘出法(Trans-Vaginal specimen extraction) による完全腹腔鏡下手術を施行した小腸腫瘍の1例
第29回日本内視鏡外科学会総会 2016.12 横浜
山口亜梨紗,岡田拓久,本多良哉 他
腹腔鏡下手術を施行した直腸腹膜垂によるS状結腸腸閉塞の1例
第53回日本腹部救急医学会総会 2017.3 横浜
天内士郎,岡田拓久,荒川和久 他
十二指腸原発良性線維性組織球腫に対して外科的切除を施行した一例
第78回日本臨床外科学会総会 2016.11 東京

外来スケジュール

 
午前 荒川 和久
清水 尚
本多 良哉
宮前 洋平 荒川 和久
宮崎 達也
星野 万里江
矢内 充洋 山口 亜梨紗
黒崎 亮
午後 荒川 和久
清水 尚
宮前 洋平 宮崎 達也
星野 万里江
矢内 充洋 黒崎 亮

臨時休診日