形成・美容外科
Plastic,Reconstructive & Aesthetic Surgery

特色

前橋赤十字病院形成外科は昭和56年に創設されました。これは群馬県内で初めての形成外科標榜でした。25年以上が経過しまして現在も群馬県下唯一の形成外科学会認定医施設として、また地域医療支援病院として県内だけでなく県外からも様々な患者の紹介を受けております。
 そこにおける治療内容としましては口唇口蓋裂をはじめとする先天奇形から良性・悪性の皮膚腫瘍。また顔面骨骨折や熱傷などの外傷だけでなくスキンケアやレーザー治療などの美容外科などの多岐に渡り治療を行っております。

当科で取り扱う主な疾患

形成外科は外科系診療科の一専門分野であり、主として機能回復と社会生活の向上を目的とする専門分野です。比較的新しい科ではありますが最近の情勢とともに専門医数は急激に増大しており本邦でもその重要性は徐々に認知されております。

熱傷

当院では小さな熱傷から広範囲熱傷まで全てを治療することが出来ます。特に命に関わるような広範囲熱傷は、当院の高度救命救急センターによる全身管理のもと、協力して早期の手術治療を行っております。全身状態が落ち着いた後は一般病棟へ移り、リハビリや創のケアを行っていきます。また局所熱傷では、湿潤療法を用いた外来での保存的加療を基本に治療を行なっております。もし傷跡が残ってもその後の醜状瘢痕までも考慮した治療を行っております。

顔面外傷

顔面外傷におきましては、当院は日本全国で見ましてもトップクラスの治療件数を誇っております。また当院は脳外科、眼科、歯科、耳鼻科も揃っており各科との連携による一貫した治療を行っております。

口唇口蓋裂

当院は開設以来非常に多くの口唇口蓋裂患者の治療を担当しており県内一の治療実績を誇ります。当科は東京にある昭和大学形成外科に入局し経験を積んだ医師が勤務しております。国内で一番症例が集まる病院での経験を活かし、同等の治療成績が残せるよう、2009年4月より発足した『前橋赤十字病院口唇口蓋裂センター』を中心にチーム一丸となって治療に当たります。

手足の先天異常

多指症や合指症の治療も1歳前後より行っております。

その他の先天奇形

頭蓋骨早期癒合症は当院脳外科と協力し治療を行っております。また耳介の先天奇形においては、小耳症や埋没耳、副耳などがあり、手術治療を行なっております。他には先天性眼瞼下垂や睫毛内反なども近隣の眼科医との連携のもと治療を行っております。

母斑、良性腫瘍

当科におきまして良性腫瘍は切除を基本としておりますが、レーザー治療が適応と考えられる場合や希望される患者様は、近隣のレーザー治療を行っている医院へ紹介を行います。各々の症例においては、個々のQOLを考慮した手術方法で行います。小児の異所性蒙古斑や太田母斑に対してはQスイッチアレキサンドライトレーザーを用いて治療を行っております。また最も多い局所麻酔手術においては出来るだけ痛みのない局所麻酔を目指しております。

悪性腫瘍とその再建

当科における悪性腫瘍における治療は、完全切除はもちろんのこと、その後の再建方法に主眼をおいております。治療後の生活がよりよいものになるような治療法を患者様と一緒に考えてゆきます。乳房の再建においても乳腺外科と連携して、インプラントや自己組織を用いて、時にマイクロサージャリーを用いた再建を行います。その他の症例によっては脳外科や皮膚科、放射線治療科と連携した治療を行っております。

瘢痕、ケロイド

形成外科医にとっても傷跡を消すことは不可能ですが様々な方法を用いて出来るだけ目立たない傷跡へと変化させることが出来ます。外傷後の傷跡だけでなく手術後の傷跡に関しても同様に治療を行っております。様々な治療法がございますのでご相談ください。

褥瘡、難治性潰瘍

当科では褥瘡に対する手術治療を、皮膚科と連携をとり行っております。また難治性足潰瘍に対しましても糖尿病内科、腎臓内科、循環器内科、外科、リハビリ科や装具士とも連携をとり、毎週木曜日の午後に「足のきず外来」を立ち上げて日常生活を重視した治療を行っております。手術治療だけではなく様々な方法で治療を行っておりますので、どんな傷でもご相談ください。

美容外科

当科ではQスイッチアレキサンドライトレーザーを用いた、しみ治療を行っております。他には二重瞼形成、フェイスリフト、刺青の除去、乳房再建なども行っております。すべて自費診療となります。

眼瞼下垂

先天性だけでなく老人性の眼瞼下垂に対しても積極的に手術治療を行なっております。その手術内容としましては、埋没法、眼瞼の皮膚切除、挙筋前転などはもちろんのこと、症例によっては眉毛下皮膚切除も行なっております。保険適応です。

その他

腹壁瘢痕ヘルニアの治療には、メッシュを用いずに自家組織を用いた治療を目指しております。また四肢のリンパ浮腫に対しましてもリンパ管造影などの低侵襲検査と、マイクロサージャリー下のリンパ管静脈吻合を行っております。また嵌入爪や弯曲爪などの爪の異常に対して、ワイヤー法やフェノール法などの非手術的方法を積極的に用いております。

乳房再建のご案内

人工乳房(インプラント)による乳房再建がついに保険適用になりました。 今までより大幅に少ない負担で乳がんによって失われたバストを美しく再建できます。 また、身体にも大きな負担をかける必要がなくなりました。 乳がんの手術を受けられた方、またこれから受ける方、どなたでもかまいません。 お気軽に形成・美容外科外来、または乳腺外科担当医までご相談ください。

当院は乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施施設認定を受けております。

口唇口蓋裂センター

2009年4月より『前橋赤十字病院口唇口蓋裂センター』を発足しました。本疾患における症状はそれぞれ専門の科での治療が必要になりますが、適切な時期を決定する上で多職種との連携が必要となります。センター化することで各科の特長を生かした系統的な診療を行なっております。

足のきず外来

難治性潰瘍、特に足にできた潰瘍に対しては2014年より「足のきず外来」を設立しましたが、今年4月の人事異動のなか、形成・美容外科減員などの影響により、やむを得ず2018年4月より「足のきず外来」の診療を中止させていただきました。

メディカルメイク外来

外傷や、術後の傷跡、生まれつきのアザなど形成外来を受診された方で必要な方にはメディカルメイク外来への紹介を行っております。

お問い合わせ
027-265-3333(代表)

スタッフ紹介

名前 卒年 職名 専門分野 資格
林 稔 2005年 部長 形成外科一般
日本形成外科学会専門医
日本創傷外科学会専門医
日本熱傷学会熱傷専門医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
臨床研修指導医
医学博士
濵田 泰志 2014年 専攻医 形成外科一般  
頌彦 尚 2014年 専攻医 形成外科一般
藤橋 政尭 2015年 専攻医 形成外科一般  

学会・論文業績

学会発表
林 稔,徳中亮平,吉武光太郎 他
自家培養表皮に自家分層網状真皮移植を用いた広範 囲熱傷の一例
第59回日本形成外科学会総会 2016.4 福岡
林 稔,徳中亮平,吉武光太郎 他
自家培養表皮に自家分層網状真皮移植を用いた熱傷 治療経験
第42回日本熱傷学会総会 2016.6 千葉
林 稔
前橋赤十字病院における広範囲熱傷の治療戦略~局 所治療の工夫から評価まで~
第22回日本熱傷学会東北地方会学術集会 2016.12 秋田
徳中亮平
前橋赤十字病院での四肢再建の経験
第34回 同門会学術集会 昭和大学医学部形成外 科教室 2016.9 東京
論文発表
Hayashi, Minoru, Muramatsu, Hideyuki,Nakano, Minoru, Yamamoto, Naoto, Tokunaka, Ryohei, Umezawa, Kazuya; Hamajima, Akito,Araki, Natsue; Yoshimoto, Shinya.:
Changes in the Dermal Structure during Cultured Epidermal Autograft Engraftment Process.:
Plastic and Reconstructive Surgery - Global Open: September 2016 - Volume 4 - I s sue 9 - p e870Sep. 29;4(9):e870. eCollection 2016

診察スケジュール

 
午前 林 稔(初診)
濵田 泰志(再診)
頌彦 尚(処置)
  頌彦 尚(処置)
藤橋 政尭(外来手術)
  林 稔(初診)
藤橋 政尭(再診)
頌彦 尚(処置)
午後 頌彦 尚(予約のみ)
林 稔
(第1,2週再診第3週装具外来)
濵田 泰志(外来手術)
浜島 昭人
(第2週)(再診)
佐々木 淑恵
(第4週)(再診)
メディカルメイク 外来
  レーザー
頌彦 尚(第3週)
藤橋 政尭(第4週)
林 稔(再診 第1.2.5週)
高橋正皓(矯正歯科 第4週)
林、頌彦、藤橋(外来手術)

再診の方は予約が必要です。


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