群馬県ドクターヘリ事業

ドクターヘリとは

ドクターヘリとは、救急医療に必要な医療器材、フライトドクター・ナースを乗せて速やかに救急現場などへ出動し、到着時より高度な医療を開始する“究極の往診システム”です。
特に重症な病気やけがについては、15分~20分の治療開始の差が救命率向上と後遺症の軽減にとても大きな意味を持っています。

ドクターヘリ出動のメリット

 ドクターヘリで出動する際には、現場から医療を行うために必要な救命器具、医薬品を持参します。また、ドクターヘリ内には心電図モニター、人工呼吸器、除細動器などの高度医療機器が搭載されています。そしてドクターへリで出動するフライトドクター・ナースは、あらゆる外傷・疾患の初期対応ができるスタッフが対応します。 このドクターヘリの導入により、救急現場から早期治療開始が可能になります。まさに“空飛ぶER(救命救急センター)”として医療活動を行っています。

群馬県ドクターヘリ事業

群馬県ドクターヘリは、平成21年2月18日より前橋赤十字病院が基地病院となり全国15道府県、17機目のドクターへりとして運航を開始しました。時速約200kmで航行し、県内全域を概ね20分以内でカバーしています。

ドクターヘリの運行体制

ドクターヘリは1年365(366)日、土日祝祭日を問わず運航します。有視界飛行が義務づけられているため、運航時間は基本的に朝8時45分から午後5時半または日没30分前(冬期間)のどちらか早い時間までです。現在のところ、夜間は運航出来ません。

ドクターヘリと医療費

ヘリコプターによる搬送に対して特別な費用はかかりません。 ただし、救急現場で受けた医療行為に対しては一般の病院で受ける場合のように医療保険の範囲内で医療費(初診料、往診料、処置料など)がかかります。搬送先の病院の選定は救急現場のフライトドクターが、患者さんの容態や地域性を考慮し決定します。 高度救命救急センターのある前橋赤十字病院に搬送されるほかに、状況に応じて近隣の救急医療機関に搬送します。また、容態によってヘリコプターではなく救急車による医療機関への搬送となる場合もあります。

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