形成的評価
- フィードバックの方法とシステム
本救急科専門医プログラムでは専攻医がカリキュラムの修得状況について6か月毎に、指導医により定期的な評価を行います。
評価は経験症例数(リスト)の提示や連携施設での指導医からの他者評価と自己評価により行います。
評価項目は、コアコンピテンシー項目と救急科領域の専門知識および手技です。専攻医は指導医・指導責任者のチェックを受けた研修目標達成度評価報告用紙と経験症例数報告用紙を年度の中間(9月)と年度終了直後(3月)に研修プログラム管理委員会へ提出することになります。
研修プログラム管理委員会はこれらの研修実績および評価の記録を保存し、中間報告と年次報告の内容を精査し、次年度の研修指導に反映させます。
- 指導医等のフィードバック法の学習(FD)
当プログラムの専攻医の指導医は指導医講習会などの機会を利用して教育理論やフィードバック法を学習し、よりよい専門的指導を行えるように備えています。
研修管理委員会ではFD講習を年1回企画する予定をしています。
総括的 評価
- 評価項目・基準と時期
専攻医のみなさんは、研修終了直前に専攻医研修実績フォーマットおよび指導記録フォーマットによる年次毎の評価を加味した総合的な評価を受け、専門的知識、専門的技能、医師として備えるべき態度、社会性、適性等を習得したか判定されます。
判定は研修カリキュラムに示された評価項目と評価基準に基づいて行われます。
- 評価の責任者
年次毎の評価は当該研修施設の指導責任者および研修管理委員会が行います。
専門研修期間全体を総括しての評価は専門研修基幹施設の専門研修プログラム統括責任者が行います。
- 他職種評価
特に態度について、看護師、薬剤師、診療放射線技師、リハビリスタッフ、MSW等の多職種のメディカルスタッフによる専攻医のみなさんの日常臨床の観察を通した評価が重要となります。
看護師を含んだ2名以上の担当者からの観察記録をもとに、当該研修施設の指導責任者から各年度の中間と終了時に専攻医研修マニュアルに示す項目の形成的評価を受けることになります。