Operation

ドクターヘリ運用の流れ

ドクターヘリは群馬県内の消防本部からの要請で出動します。

ドクターヘリは群馬県内の消防本部からの要請で出動し、県民の皆さんが直接呼ぶことはできません。消防本部に119通報があった時点で、大事故、大ケガ、急病(心筋梗塞、脳卒中) などの生命の危険がある場合や救急現場で早期救急診療が必要と思われる場合に、消防本部から前橋赤十字病院へのドクターヘリホットラインを使って出動を要請します。

ドクターヘリを要請する基準

生理的異常 意識がない、意識が悪い、けいれん発作
呼吸がおかしい、呼吸をしていない、息苦しい
脈を触れない、顔面蒼白、冷や汗、大量の出血(創部、消化管、生殖器)
脳卒中 頭が割れるように痛い(今まで感じたことがない痛み)、呂律が回らない
麻痺(手足が動かない)、感覚障害(痺れる等)
急性冠症候群 胸が痛い(締めつけられる感じ等)、背中が痛い
外傷 2m以上からの転落、車両×歩行者/自転車の事故、搭乗者が飛ばされた2輪車の事故
傷病者もしくは同乗者が車外放出された事故、救出を要する見込みの車両事故
切断肢のある外傷、滑落事故
複数名の傷病者(3名以上)が発生する事故、列車衝突事故、航空機墜落事故、爆発事故
中毒 薬を大量に飲んだ、農薬を飲んだ(誤飲を含む)、ガス(一酸化炭素、硫化水素等)の吸入
熱傷 焼身自殺、体幹と四肢に及ぶ熱傷、化学熱傷、顔面の熱傷
その他 大型動物による咬傷等、ヘビ咬傷、蜂刺され、アレルギー
溺水、窒息、生埋め
雷撃症、落雷、高山病
その他、ドクターヘリを要請するのが良い可能性のあると予想された場合

ドクターヘリ要請時の活動

出動した救急隊がドクターヘリ要請が必要と判断すると、基地病院のホットラインが鳴ります。1秒でも早い初期療養を目標とするドクターヘリのスタッフは発生場所、患者情報は聞かずにヘリポートまで走ります。発生場所や患者情報は、ドクターヘリの機内で収集、状況によっては現場近くのランデブーポイントに着陸し、先に到着していた救急車の中で治療を開始します。

搬送先の決定

ランデブーポイントの救急車内で傷病者の状態が落ち着いたら、医療機関へ搬送します。搬送先は、傷病者の重症度、緊急度、専門治療が必要か、特殊な病態か、そして発生場所、傷病者の居住地などを元に決定していきます。その際に、フライトドクターに求められるのは各病院の所在地の把握、各病院の得意分野の把握です。また、搬送手段の決定も求められるため、豊富なフライトの経験もさることながら、日頃から近隣の医療機関と連携を行なっている経験が豊富なことが重要になります。

Demand

要請方法

119番通報を受けた管轄消防指令室、または救急現場に出動した救急隊はその内容・状況から判断して、前橋赤十字病院高度救命救急センター内ドクターヘリ要請専用ホットラインの出動要請を行います。

Rendezvous

ランデブーポイント方式

ランデブーポイントとは、「場外離着陸場」のことを言います。出来るだけ災害等の発生現場から近い場所で救急車とドクターヘリが合流するために、県内各所に設定しています。その中から消防機関が最適と判断した場所に着陸し、救急車で搬送された傷病者と合流します。

Dispatch

現場派遣

早期医療接触時間と決定的治療開始時間の短縮を目指して、救急現場から離着陸場までの患者搬送に長時間を要する時は、フライトドクター、ナースを離着陸場から救急現場に派遣します。

Nearby

現場直近

現場付近に、あらかじめ設定されているランデブーポイントがない場合、救急現場近くの空き地などに安全を確認した上でドクターヘリを着陸させることもあります。それを「現場直近」と言います。

ドクターヘリ運用の流れ
群馬県ドクターヘリ