- 8時20分
- 朝のブリーフィング
- 最初にスタッフ全員で集まり,機材の不足がないか、無線が通ずるかの確認を行います。
その後に本日の天候などブリーフィングを行います。
風の状態によっては使えないヘリポートもあり,活動方針が変わってくるので,とても大切です。
- 9時00分
- ドクターヘリ塔乗
- 本日最初の出動です。
東吾妻地域の事案です。
前橋から飛び立てば10分程度で到着します。
- 9時15分
- 患者さんに接触
救急車内で診療 - 患者接触。
梯子から転落された患者さんです。
ドクターヘリ内はせまいので、救急車内で必要な医療処置を行ったうえで搬送します。
小型のエコーを持ち歩いているので,病院外でも簡単な評価はできます。
気胸の診断で胸腔ドレーンを挿入しました。
- 10時00分
- 基地病院へ搬送
原因探索 - 基地病院の当院まで搬送です。
CTで多発肋骨骨折と血気胸を認めました。
病院前で胸腔ドレーンを挿入することで一早い医療介入ができました。
- 11時00分
- 次なる要請
- 落ち着いたと思ったらすかさず次の要請です。
次の事案は桐生方面。飛び立てば数分で到着です。
突然の胸痛でショックでした。
簡易エコーを行うと心嚢液の貯留を認め、大動脈解離が疑われる症例でした。
直近の救命センターに搬送です。
群馬ドクターヘリはすべて基地病院に搬送するのではなく、直近の医療機関で対応できる疾患であればお願いすることも多いです。
- 14時00分
- 出動がない時間
フライトスタッフの過ごし方 - 出動がない時間、ドクター、ナースなどのフライトスタッフは
救急外来で他の患者さんの診療、看護にあたりながら
次の出動に備えます。
- 15時00分
- 時にはキャンセルも
- 3件目の出動です。
ですが、キャンセル。幸い、患者さんは軽症でした。
覚知要請といって、治療が遅れるのを防ぐために、消防が救急要請を受けた段階でドクターヘリが必要そうな症例は要請してもらっています。
そのため、救急隊が実際に対応すると軽症でドクターヘリがキャンセルになることがあります。
これも迅速に患者さんに医療を届けるために必要なことです。
- 16時00分
- 日没前の要請
- 4件目の出動です。
本日の日没は17時30分。
日没までに帰投しなければいけないので、現場での迅速な診断が求められます。
診断の結果脳梗塞が疑われたため,基地病院に搬送しました。
- 17時00分
- 待機終了
- 待機終了です。
1日の最後に振り返りを行います。
お疲れ様でした。