小児科当直について


 群馬県内の多くの地域では、小児救急患者の診療を病院群輪番制で行っています。前橋赤十字病院も輪番二次病院として、小児救急当直を行っています。地域内の病院のどこか1つ必ず小児科医が当直をしています。それは輪番病院以外には小児科医がいないということでもあります。一晩の受診患者数はおよそ10人以下ですが、救急車を含めて無条件に患者さんがやってきますし、断ることはありません。専門医研修の最初の2か月間は副当直として上級小児科当直医と二人で救急当直にあたります。その後は上級医が院内待機~自宅待機をしながら見守ります。スキルをみながら時間をかけて独り立ちします。 小児科の研修全般に言えることですが、一人で出来ることの限界を考えて、助けを呼ぶ判断ができることも身につけるべき大切な能力です。科内の風通しを良くして相談でき関係を作り、問題を一人で抱え込まないようにします。