令和4年度 前橋赤十字病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1156 324 348 501 823 1220 1887 3498 2130 514
令和4年度中に退院した患者さんの年齢(入院時点)を10歳刻みで集計しました。
当院は高度救命救急センターや地域がん診療連携拠点病院や地域周産期母子医療センター等の機能を有する地域医療支援病院で、県内全域から幅広い年齢層の入院患者を受け入れています。
全合計数が12,401名でした。前年の12,071名と比較すると330名(+2.7%)増加しました。
消化器内科が最も多く12.7%を占めています。そのつぎに外科(10.2%)、呼吸器内科(8.6%)心臓血管内科(7.9%)となっています。
70歳以上の方が6,142名で、全体の占める割合が51.0% (前年比+2.0%)でした。
19歳以下の退院患者さんは1,480名で、占める割合が全体の11.9%(前年比-1.1%)でした。
入院後24時間以内に亡くなられたかたや労働災害や出産並びに交通事故等の自由診療を使用している方はこの集計から除外しております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 【総胆管結石・胆管狭窄症・胆管炎等】内視鏡でステントを留置したり乳頭を切開したり胆道結石を除去する  238 6.64 8.94 2.94 74.02 ERCPおよび関連治療
060050xx97x0xx 【肝細胞がん】血管塞栓あるいは経皮的放射線治療用金属マーカーを留置する 111 6.59 10.34 0.00 74.68 肝細胞血管塞栓術
肝生検
060020xx04xxxx 【早期胃がん】内視鏡でポリープ・粘膜を切除するポリープ・粘膜切除術 47 7.89 7.76 0.00 72.60 食道・胃ESD
060060xx9710xx 【胆嚢がん】内視鏡でステントを留置する 47 10.83 12.28 4.26 80.49 ERCPおよび関連治療
060050xx031xxx 【肝細胞がん】血管塞栓術+ラジオ波焼灼術(併用療法) 42 11.40 13.64 0.00 73.55 ラジオ波焼灼術
1.高齢の胆道結石症例の増加に伴いステント留置などの準緊急的な内視鏡的処置を多数こなしています。
2.5.肝臓癌については、カテーテルによる塞栓術、ラジオ波焼灼療法に加えて、放射線治療科と連携しながらサーバーナイフ治療を行っており、治療用マーカー留置を当科で行っています。
3.内視鏡による胃癌の粘膜切除術(ESD)、ポリープの切除術や止血術も積極的に行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 【15歳以上のヘルニア】 腹腔鏡下あるいは切開による手術 101 3.33 4.59 0.00 70.36 腹腔鏡下ヘルニア手術
060035xx010x0x 【結腸癌】 腹腔鏡下あるいは開腹による手術 56 13.89 15.40 3.57 71.14 腹腔鏡下結腸切除術
060335xx02000x 【胆石性胆のう炎、胆のうポリープ等】 腹腔鏡下による手術 52 5.81 6.93 3.85 64.90 腹腔鏡下胆嚢摘出術
060330xx02xxxx 【胆嚢結石】腹腔鏡下による手術 49 4.92 6.07 0.00 63.69 腹腔鏡下胆嚢摘出術
060210xx99000x 【ヘルニアを伴わない腸閉塞】 手術なし 38 9.66 9.00 2.63 70.05
当院外科の集計条件に基づく年間退院患者数は約1200名です。鼡径ヘルニア手術はそのほとんどを腹腔鏡手術で行い、平均在院日数は3.33日と比較的短期間で、治療が行われています。
結腸手術は病巣が大きいものや腸閉塞を起こしている症例などを除いた半数以上の症例で腹腔鏡下手術が行われています。平均在院日数は13.89日と全国平均と比較して術後早期に退院できています。
急性胆嚢炎や胆嚢ポリープ、胆石発作に対してはほぼ全例が腹腔鏡下手術で行われています。消化器病センターとして、消化器内科の先生と連携して、患者さんの病態と全身状態、ご希望を配慮して手術あるいは保存的な治療を行っています。腹腔鏡手術は術後の創部痛が軽く、美容的にも優れていることから安全性と根治性を担保して積極的に行われています。こちらでお示しした当院での腹腔鏡下手術の平均在院日数は全国統計と比較して約1日早く退院できています。                                                                                     腸閉塞については、保存的に手術をしないで治る場合と、手術が必要な場合があります。当院消化器病センターではその成因や患者さんの状態、希望に応じて加療を行っています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 【肺がん】 針生検(針で病変部を採取し調べる) 132 2.48 3.05 0.76 72.03
030250xx991xxx 【睡眠時無呼吸症候群】睡眠ポリグラフ検査 117 2.00 2.03 0.00 58.15 終夜睡眠ポリグラフ検査
040040xx99040x 【肺がん】 化学療法(放射線治療を併用しない場合) 114 5.23 8.60 0.88 71.69
040110xxxxx0xx 【間質性肺炎、特発性器質化肺炎等】 保存加療。但し生検を行う場合あり。 110 16.70 18.57 4.55 74.16
040040xx9905xx 【肺がん】化学療法(カルボプラチン+パクリタキセル) 39 20.62 18.98 5.13 71.13
1. 肺がんが疑われた際に、診断を確定するために気管支鏡検査またはCT装置を用いて病変部位の採取(生検)を行います。検査の結果は退院後の外来でご説明いたします。クリニカルパスを使用した計画的な診療を実践しています。
2. 睡眠時無呼吸症候群の診断のための睡眠ポリグラフ検査を実施しております。かかりつけ医療機関をはじめ、耳鼻咽喉科、小児科、歯科口腔外科等の診療科と連携し、小児から成人まで検査結果に基づき適切な治療方針を提案いたします。CPAPや口腔内装具の治療についてはかかりつけ医療機関に導入を依頼しております。クリニカルパスを使用した計画的な診療を実践しています。
3, 5. 手術ができない肺がんに対して,がんのタイプや遺伝子の変異,全身状態を考慮して細胞障害性抗がん薬や分子標的治療薬,あるいは免疫チェックポイント阻害薬等の導入を行います。治療に伴う副反応への対処法についても身につけていただけるよう支援いたします。クリニカルパスを使用した計画的な診療を実践しています。
4. 間質性肺炎は、増加傾向にある難治性の肺疾患の一つです。様々なタイプがあり、経過や治療法が異なるため、気管支鏡による肺の組織や細胞の採取(経気管支生検/肺胞洗浄)を行います。また新規治療薬の導入に際して、ご本人にあわせた内服調整を行っております。経過中に病気が悪化した際(急性増悪)もステロイド剤や免疫抑制剤による治療やリハビリテーションを実施しております。
心臓血管内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 【不安定狭心症、 陳旧性心筋梗塞等】心臓までカテーテルを挿入したら造影剤を注入し、レントゲンで写して狭窄部等を確認する 139 2.79 3.04 0.00 69.83 心臓カテーテル検査
050050xx0200xx 【狭心症、陳旧性心筋梗塞、慢性虚血性心疾患等】/風船や金属製の筒を用いた心臓カテーテル治療を行うこと 72 5.85 4.26 0.00 70.31 経皮的冠状動脈形成術
050210xx97000x 【房室ブロック、 洞不全症候群等】 心臓の脈が遅くなるのを防ぐためペースメーカーを埋め込む 61 7.13 9.89 0.00 73.72
050130xx9900x0 【慢性うっ血性心不全、慢性心不全急性増悪等】投薬やリハビリなど 57 18.82 17.54 8.77 81.47
050070xx01x0xx 【頻脈(心房細動等)】 カテーテルによる心筋焼灼術 55 4.47 4.65 0.00 66.49
心臓血管内科で最も多い入院症例は、虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査です。手首や腕、足の付け根の血管からカテーテルという細長い管を心臓まで通し、造影剤を注入して冠動脈(心臓自体を栄養している血管)を撮影する検査です。安全第一で行っており、全国平均より短い在院日数で実施できています。
次に多いのは、慢性虚血性心疾患に対する心臓カテーテル治療です。冠動脈に狭窄や閉塞を来す狭心症に行う治療であり、冠動脈の狭窄部や閉塞部に対してバルーン(風船)やステント(網目状の金属の筒)を用いて広げる治療です。転院率は極めて低く、ほぼ全ての患者さんが元気になり退院されています。
3番目に多いのは、ペースメーカーの植え込み術です。脈が遅くなる不整脈に対して、脈を補う目的で行う手術です。医師だけでなく、ペースメーカー等の植え込みデバイスを専門とする看護師や臨床工学技士と一緒に、チームで患者さんの診療を行っています。
4番目に多いのは、心不全に対する内科的治療です。心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を担っていますが、これがうまくいかなくなった状態が心不全です。心不全患者さんの平均年齢は年々上昇し、入退院を繰り返す方も増えています。当院では医師、看護師だけでなく薬剤師、管理栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカーなど多職種で構成された心不全チームが患者さんのサポートを行っています。また、末期心不全の緩和ケアも行っております。
5番目に多いのは、脈が速い不整脈に対して行うカテーテルアブレーションという治療です。高周波を用いて、不整脈の原因となる心筋を焼灼します。心房細動に対するカテーテルアブレーションも行っており、最近数が増えています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 【新生児黄疸、新生児嘔吐、新生児呼吸障害等(出生時体重2500g以上)】保存加療 121 6.79 6.13 0.83 0.02 肺炎
040090xxxxxxxx 【急性気管支炎等】保存加療 105 5.49 5.89 0.00 1.35
040100xxxxx00x 【喘息】保存加療 55 5.05 6.05 1.82 3.11
140010x299x0xx 【新生児黄疸、新生児嘔吐、新生児呼吸障害等(出生時体重1500g~2500g)】保存加療 45 14.42 10.92 0.00 0.00 肺炎
060380xxxxx0xx 【急性胃腸炎】保存加療 43 4.49 5.70 2.33 3.42 胃腸炎
入院患者は例年、感染症に関係した入院が最も多かったのですが、COVID-19の流行に伴い、その他の感染症の流行状況も変化しています。2022年度がCOVID-19流行下でしたので、一般の感染症は少ない状況が続いています。新病院になり分娩数が増えるとともに、新生児の入院が増えました。当院では主に出生体重1500g以上の新生児の入院診療を行っています。NICUが整備され効果的な治療を行えるようになりました。小児の緊急入院に柔軟に対応ができるよう日頃から準備をしています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 【前立腺癌】針生検 89 2.22 2.45 0.00 71.57 前立腺針生検1泊2日
110070xx03x20x 【膀胱癌】経尿道的手術および化学療法を行う 66 5.09 6.66 0.00 74.89 TUR-BT5日入院
110420xx02xxxx 【水腎症(尿管狭窄を伴う水腎症、水腎症を伴わない尿管狭窄等)】 新しい尿管ステントに替えて留置する 64 3.73 4.11 4.69 69.67
11012xxx97xx0x 【上部尿路疾患(尿管結石性閉塞を伴う水腎症、尿管結石等)】 新しい尿管ステントに替えて留置する 51 6.47 7.20 15.69 80.37
110060xx99x20x 【腎盂癌、尿管癌等】化学療法 48 4.21 9.46 0.00 72.08
前立腺癌早期発見のための生検に力を注いでいます。金曜午後からの週末を利用しての検査も行っています。
尿路結石の患者さんが増加しています。ご高齢の方では腎盂腎炎併発もまれでなく、敗血症に至らないように急患として尿管ステントを留置しています。
結石以外にも癌や炎症性の疾患で尿管が狭くなった患者さんも尿管ステントで対処しています。
膀胱癌が発見されたときはまずはで病理検査と治療兼ねた経尿道的手術を行っています。
その結果浸潤性膀胱癌と診断されたものや尿管・腎盂癌は根治術前に化学療法(抗癌剤治療)を行います。従来の抗癌剤に加え、免疫チェックポイント阻害薬での治療も行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 【大腿骨骨折】 骨折観血的手術や人工骨頭挿入術 108 28.12 26.42 73.15 80.66 骨接合術
人工骨頭挿入術
070341xx020xxx 【頚椎症性脊髄症】 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術 47 15.45 19.52 14.89 73.38
160760xx97xx0x 【橈骨骨折、尺骨骨折等】 骨折観血的手術や抜釘術 39 3.23 4.86 0.00 44.79
160740xx01xx0x 【上腕骨顆上骨折、肘関節内骨折、肘頭骨折等】/骨折観血的手術や抜釘術 38 5.16 5.61 2.63 30.13
160780xx97xx0x 【手関節周辺の骨折、脱臼】/骨折手術や脱臼整復術等 23 8.00 4.10 0.00 44.87
高齢化に伴い年々増加傾向にある大腿骨近位部骨折は、群馬県内トップクラスの手術数を誇っています。術前の待機期間は極力短縮し、可能であれば当日手術も行い早期離床リハビリを行い、臥床に伴う廃用・合併症を予防しています。転子部骨折では全例CTでの術前評価を行い、骨折型を正確に判断し適切な術式選択を行い、良好な結果を得ています。また術後リハビリは当院中心に展開している連携パスに沿って、迅速且つスムースなリハビリ転院が可能となっています。2022年10月から多職種でのチームを編成し、二次性骨折予防継続管理料と緊急整復・挿入加算の算定を開始ししました。大腿骨近位部骨折をきっかけに、骨粗鬆症治療開始と継続、受傷後48時間以内の手術で術後の合併症を防ぎ、早期回復を目指しています。
脊椎手術症例も年々増加しています。高齢者の椎体骨折に関しては、症例に応じてセメントを用いた経皮椎体形成術(BKP)を行っていて、早期の除痛と離床が可能となっています。 腰椎ヘルニアに対しては内視鏡を用いての経皮的ヘルニア摘出術(MED)も症例数も増え早期社会復帰が可能となっています。
脊椎外傷も年々増加していて、インスツルメントを用いた低侵襲後方固定術(PPS)で正確かつ強固な内固定ができ、早期離床リハビリが可能となっています。変性疾患の一つである頚髄症に対する頚椎拡大術症例も年々増加しています。
高齢者の手関節骨折(主に橈骨遠位端骨折)症例も年々増加傾向で、CTを用いて骨折型を正確に評価し、2種類のロッキングプレートを骨折型に応じて使い分け、正確な整復と強固な内固定を行っています。粉砕の強い手関節内骨折(脱臼骨折)では、一時的創外固定を用いて、できる限り正確な関節面の再建を目指しています。術後は通院で適切なリハビリ指導し良好な結果を得ています。橈骨遠位端骨折術後の合併症である腱断裂は、当院では1例も生じておりません。
小児も肘周囲骨折、特に上腕骨顆上骨折は受傷直後の転位、腫脹による循環障害、神経障害が懸念されるため、当院ではできるだけ緊急手術対応として早期の正確な整復、内固定を行っていて、術後の合併症を防いでいます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 【子宮筋腫】手術 132 6.38 5.98 0.00 43.08 腹腔鏡下(膣式)子宮全摘術
120070xx02xxxx 【卵巣のう腫】手術 80 6.05 6.04 0.00 40.33 卵巣腫瘍核出術
120060xx01xxxx 【子宮筋腫】手術 31 8.61 9.27 0.00 46.68 腹式子宮全摘手術
12002xxx01x0xx 【子宮癌】手術 25 10.92 10.48 0.00 58.04 腹腔鏡下(膣式)子宮全摘術
腹式子宮全摘手術
120010xx99x70x 【卵巣癌】化学療法(アバスチン) 16 4.75 4.08 0.00 63.25
良性疾患については、腹腔鏡手術で低侵襲な手術を行っています。子宮筋腫については大きさ等で開腹手術か腹腔鏡手術か相談して選択しています。同じ卵巣の腫大についても子宮内膜症か他の嚢腫かによっては手術後の経過も異なります。最近では重篤な合併症を有する症例も増えているため、他科とも連携して治療にあたっています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 【悪性リンパ腫】①化学療法 ②G-CS下製剤 94 19.11 19.67 0.00 71.62
130030xx97x50x 【悪性リンパ腫】①化学療法②G-CS下製剤③輸血あるいは手術 64 41.39 30.75 0.00 66.89
130030xx99x0xx 【悪性リンパ腫】化学療法なし 25 16.00 9.22 0.00 71.88
130030xx99x4xx 【悪性リンパ腫】化学療法(リツキシマブを含む) 25 11.48 10.00 0.00 74.28
130060xx99x4xx 【骨髄異形成症候群】 化学療法(アザシチジン) 24 9.04 9.97 0.00 72.58
あらゆる血液疾患の診断と同種移植以外の治療に携わっています。疾患別入院数はリンパ系腫瘍が多く、その中でも悪性リンパ腫が最多であり、群馬県全域から紹介いただいております。診断から治療開始までの期間が短いことや併存疾患を有する患者さんに対して他科と連携し、様々な治療を行えることが当科の特徴です。
形成・美容外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160200xx02000x 【鼻骨骨折、頬骨骨折、眼窩底骨折】手術 47 3.32 4.72 0.00 34.49 鼻骨骨折
頬骨・眼窩骨折手術
080007xx010xxx 【臀部、背部、肩等の皮膚良性腫瘍】手術 45 3.11 3.94 0.00 44.44 成人2泊3日
局所麻酔(1泊2日)
140140xxxxxxxx 【口唇口蓋裂等】手術 37 7.19 8.80 0.00 9.22 顎列部骨移植
口蓋裂パス
070010xx970xxx 【後頭部、背部、肩等の皮下腫瘍】 手術 32 2.84 4.50 0.00 30.28 局所麻酔(1泊2日)
020230xx97x0xx 【眼瞼下垂】手術 28 2.00 2.90 0.00 69.11 眼周囲局麻(1泊2日)
形成外科とは、基本的に外観に関わる疾患を対象とします。そのため頭蓋骨、手足、耳介、眼瞼等の先天異常、がんによる身体の組織の欠損など、さまざまな部位を対象としています。
1.2022年度は,当院は急性期医療を担っていることから、交通外傷やスポーツ外傷等を原因とする緊急性の高い、鼻骨骨折、頬骨骨折、眼窩底骨折等を含む顔面外傷について手術を行う症例が最多でした。治療は全身麻酔下でプレート等で固定する方法が一般的です。負傷程度や部位によってに脳神経外科や眼科など他科と連携して治療を行う場合があります。
2.4.各部位の皮下および表皮に発生した腫瘍です。
3.先天異常に関する口唇口蓋裂について手術を行う症例です、当科では以前より群馬県での口唇口蓋裂に対して他科や地域の矯正歯科と連携し、成長に応じた治療を行っております
5.加齢性による眼瞼下垂も症例数が増加傾向にあります。視るという機能のみならず、顔貌にも大きく関わるため、症例に応じた治療法のご提案をおこなっております。平均年齢が高いことから加齢性によるものと思われます。局所麻酔下で眼瞼皮膚を切除する方法が一般的です。
 上記表に現れておりませんが、全身熱傷患者は救急部と連携して治療を行っており、広範囲熱傷については、培養表皮を用いた治療も行っております。また悪性腫瘍の再建術のひとつに乳房再建術も積極的に行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 【外傷性くも膜下血腫, 慢性硬膜下血腫】/硬膜下血腫穿孔洗浄術,ドレナージ術 42 10.26 10.14 14.29 75.02
160100xx99x00x 【外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜下血種】/リハビリ等 40 15.83 8.54 22.50 44.50
010040x099000x 【小脳出血、視床出血、被殼出血、皮質下出血(非外傷性硬膜下血腫以外)(意識障害軽症JCS10未満)】/投薬、点滴等 39 23.05 19.58 48.72 66.15
010040x199x0xx 【小脳出血、視床出血、被殼出血、皮質下出血(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上)】/リハビリ等 24 26.50 23.28 62.50 77.58
010060x2990401 【脳卒中/発症3日以内/JCS10未満】/脳保護療法  水頭症やてんかんや不整脈等の副傷病ある場合 重症度:低度 17 16.88 15.97 23.53 71.76
当院は、救命救急センターのある救急病院であり、脳神経外科は、多くの救急患者(頭部外傷や脳血管障害)の診療を行っております。脳神経外科病棟の隣接にリハビリテーション病棟があるため、多くの疾患で早期よりリハビリを開始し、身体機能の維持と回復をめざします。脳血管障害(脳梗塞、脳内出血)については、再発する事がないよう、生活指導、食事指導、薬物治療も重視しております。
数年来、脳に疾患を持つ方々の自動車運転について注目されており、運転適性の評価も行い、指導を行っております。
①最も多い疾患は、手術で治る認知症といわれる慢性硬膜下血腫です。多くの場合、来院当日に手術治療を行い、1週間以内に半数の方が自宅に歩いて退院します。
②2番目は、頭部外傷による症例です。早期よりリハビリテーションを行い、退院を目指します。
③3番目は、軽症の脳内出血で、血圧の管理を行いつつ、早期よりリハビリを行い、自宅退院を目指します。
④4番目は、意識障害を伴う、比較的重症の脳内出血です。拡大する場合は、外科的手術となりますが、なるべく手術を行わず、早期よりリハビリテーションを行い、退院を目指します。
⑤5番目は、軽症脳梗塞で、点滴治療を行いつつ、早期よりリハビリを開始し、自宅退院を目指します。
リウマチ・腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx03x0xx 【慢性腎不全(透析シャント狭窄等)】 内シャント血栓除去術等 56 2.05 4.23 0.00 66.45 シャントPTA
110280xx9900xx 【IgA腎症、腎炎、慢性腎臓病等】投薬等  30 13.03 11.77 10.00 64.20
110280xx991xxx 【IgA腎症、腎炎、慢性腎臓病等】 腎生検を行う 29 7.28 6.45 10.34 57.34 腎生検
110260xx99x0xx 【ネフローゼ症候群/成人の治療】 但し生検を行う場合あり 29 14.14 20.06 0.00 63.31 腎生検
070560xx99x00x 【成人スチル病、エリテマトーデス等の治療】 但し生検を行う場合あり 24 21.50 14.67 0.00 56.63
当科は腎疾患、リウマチ・膠原病疾患、透析療法と3分野の診療を行っています。慢性腎臓病の保存期管理、維持透析導入(血液透析、腹膜透析)およびシャント狭窄に対する経皮的血管形成術や腹膜透析管理などの透析合併症が半数を占めています。急性腎不全に対する急性血液浄化療法も施行しております。また尿蛋白や尿潜血、腎機能障害を有する症例、慢性腎炎症候群、急性腎炎症候群、急性進行性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などに対して腎生検を行い、組織診断により診断を確定し、その病態に適切な治療を選択して行っています。
リウマチ・膠原病疾患は、成人スチル病、全身性エリテマトーデス、ANCA関連血管炎などが多く、これらは全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患です。副腎皮質ステロイド、免疫抑制薬、生物学的製剤による治療を行います。
腎疾患、リウマチ・膠原病性疾患の免疫抑制療法により、肺炎、腎盂腎炎、敗血症など免疫機能低下を背景に発症する感染症にも対応しています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 【肺がん】胸腔鏡下による肺切除術 149 4.92 10.06 0.00 72.42 VATS肺葉切除術
040200xx01x00x 【気胸】胸腔鏡下による肺切除術 45 6.96 9.68 6.67 39.76 気胸手術
040040xx99040x 【肺がん】化学療法ありかつ放射線療法なし 24 3.00 8.60 0.00 70.96 化学療法(単剤)
160450xx99x10x 【外傷性血気胸、多発肋骨骨折等併発等】 胸腔ドレーン等 14 6.29 10.83 0.00 66.86
040040xx9900xx 【肺がん】投薬、点滴等  10 9.70 13.49 0.00 72.90
・単孔式胸腔鏡下手術による低侵襲手術
・ロボット支援(ダビンチ)による胸腔鏡下手術
・気道形成術による肺温存
・高齢者肺がん(80歳以上)
・化学療法も含めた集学的治療
・多職種によるチーム医療(呼吸器外科、呼吸器内科、放射線治療科、放射線診断科、リハビリ科、歯科等)
・患者サポート支援センターによる周術期ケア・サービス

 *詳細は「診療科のご案内へ」
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 【慢性扁桃炎等】手術 66 8.64 7.73 0.00 25.71 扁桃腺摘出術
030350xxxxxxxx 【慢性副鼻腔炎等】/手術 46 6.24 6.23 0.00 56.74 副鼻腔開放術(月曜手術)
180060xx97xxxx 【その他の新生物】手術 31 3.84 5.96 0.00 57.87
030150xx97xxxx 【耳下腺腫瘍等】手術 28 4.82 6.81 0.00 57.04 耳下腺腫瘍摘出術
副鼻腔開放術(月曜手術)
030300xx01xxxx 【声帯の疾患(その他)】手術 生検(摘出術等) 25 3.00 4.40 4.00 61.40 喉頭微細手術
1.喉の入り口にある扁桃が腫れる扁桃炎の治療です
2.鼻の粘膜が炎症を起こし副鼻腔と鼻の中の交通路が塞がってしまう慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術の入院です。大半が約1週間以内で退院をしています。
3.首や顎の下に出来る腫瘤に対する治療です。主に全身麻酔下でリンパ節を摘出します。
4.耳下腺等の良性腫瘍の摘出手術の入院です。術後安静で出血なければ大半が5日以内で退院をしています。
5.声帯や喉頭等に出来る腫瘍に対する治療です。全身麻酔下で摘出手術を行います。
集中治療科・救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 【薬物中毒、一酸化中毒等の治療】 40 5.78 3.61 5.00 39.23
160100xx97x00x 【頭蓋損傷の治療】 19 12.26 10.14 10.53 60.21
161060xx99x0xx 【詳細不明の損傷の治療】 12 4.33 2.86 0.00 42.67
160100xx99x00x 【頭蓋損傷の治療】 11 6.82 8.54 9.09 57.55
040081xx99x0xx 【誤嚥性肺炎の治療】 10 7.30 21.11 70.00 84.50
・当科の主な業務は救急外来、ドクターヘリ、ドクターカー、ICU業務であり、ここに公開されているデータは当科にとっては副次的な業績であります。
当科の方針は 1) 一秒でも早く救急医療(初期医療)を行います。
2) 熱傷や外傷、全身疾患等、重篤でさまざまな救急疾患に対応できる診療体制をとっております。
3) 県内全体の救急医療を支えています。
DPCコードは、部位や手術、処置、合併症で細分化されるためさまざまな疾患に対応している当科では統一された病名や各手術・処置の件数は年間10件に満たないものが多数あります。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 【脳卒中/発症3日以内/JCS10未満】脳保護療法。 定義された副傷病ない場合。 重症度:低度 21 19.57 15.97 42.86 71.00
010230xx99x00x 【てんかん、大発作持続等の治療】 19 13.05 7.33 10.53 65.00
010110xxxxx4xx 【ギランバレー、多発神経炎、多発性末梢神経障害】ガンマグロブリン投与等 13 21.77 16.50 0.00 50.77
010061xxxxx0xx 【一過性脳虚血作の治療】 13 6.62 6.30 0.00 75.08
040081xx99x0xx 【誤嚥性肺炎の治療】 13 45.08 21.11 46.15 46.38
脳梗塞や一過性脳虚血発作の虚血性脳卒中の患者数が34人と最も多く(軽~重症まで合わせた合計)、急性期治療やリハビリテーションを施行した後、約1/3が他院に転院しています。重症度中~重度の方の在院日数が若干全国平均より延長しているのは高齢者でみられやすい合併症の治療も確実に行うためです。重症度が軽度の方の平均在院日数が概ね全国平均であることは、早期から社会福祉士を含むチーム医療に心がけるとともに、脳卒中連携パス等を通じて、回復期リハビリテーション病院との病診連携が良好なことを示しています。
痙攣発作で入院されたてんかんの患者数が19人で脳血管障害に次いで2番目に多い疾患となっています。当院では中でも痙攣重積状態(痙攣発作が長時間停止しない状態)で搬送される重症の方が多く、そのような方はどうしても治療と回復に時間を要するため在院日数が全国平均より延長していて、なおかつ転院となる方も多くならざるを得ないと考えられます。
3位のガンマグロブリンについてはギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、重症筋無力症など多くの神経疾患の急性期に用いられる治療であり、いわゆる神経難病・救急疾患の急性期の方を当院がより多く受け入れている結果であると考えられます。
当院は脳神経内科医が常勤している救急病院ですので神経疾患の中でも緊急を要する疾患やその中でもより重症度の高い方をお引き受けしている傾向にあります。地域からの信頼をいただき、また地域医療機関のご理解をいただいてスムーズな患者さんの受け入れ・治療、必要に応じてその後のリハビリ転院など連携に努めています。神経救急疾患の他にもいわゆる神経難病の方まで幅広い患者層の方をお引き受けさせていただいております。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 【白内障、水晶体の疾患(片側)】 眼内レンズ挿入術 219 2.00 2.63 0.00 76.94 白内障手術(局麻)1泊2日
020110xx97xxx1 【白内障、水晶体の疾患(両側】 眼内レンズ挿入術 13 2.00 4.67 0.00 77.85 白内障手術(局麻)1泊2日
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白内障は水晶体が混濁した状態で、大部分が老人性であり加齢に伴う変化です。1泊2日の入院で、片側の水晶体眼内レンズを挿入する手術を最も多く行っています。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 【乳がん】/腋窩郭清を伴わない乳房切除術あるいは腋窩鎖骨下部郭清を伴う乳房切除術など 105 7.70 9.99 0.00 63.89 乳房切除術・センチネル生検あり
090010xx02xxxx 【乳がん】/腋窩郭清を伴わない乳房部分切除術など 45 4.84 5.67 0.00 64.22 乳房温存術・センチネル生検あり
090010xx99x80x 【乳がん】/化学療法 (パージェタ ) 22 2.00 3.85 0.00 58.18 乳腺化学療法(1泊2日)
100020xx010xxx 【甲状腺がん】/摘出術 16 6.13 8.06 0.00 56.00 甲状腺腫瘍全摘出術
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当科では主に乳癌と甲状腺癌の手術を行っています。入院中はクリティカルパスを用いて安心で安全な術後管理を行い、短い期間の入院で早期の社会復帰ができるようサポートしています。
また初回の抗癌剤治療は、希望者には短期入院(2日)で開始することで副作用に対する不安の軽減に努めています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx0101xx 【大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症など】/弁置換術 /中心静脈注射あるいは人工呼吸あるいは両方組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 17 26.24 21.78 0.00 67.71
050163xx03x0xx 【腹部大動脈瘤、腸骨動脈瘤】/ステントグラフト内挿術 10 8.30 10.62 0.00 75.70
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当科は成人の心臓・大血管を主に対象としています。
1.大動脈弁狭窄症や大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症は、大動脈弁や僧帽弁に障害があるため血液の通過障害や逆流が起こり、心臓に負担がかかる状態です。血液の通過障害や逆流を防止する目的で大動脈弁や僧帽弁を、人工弁に取り替える手術や自己弁を修理する手術を行います。 通常は、胸骨正中切開にて行っておりますが、症例によっては、右開胸小切開にて内視鏡を使用し施行することもあります(MICS手術)。
大動脈弁狭窄症等の弁膜症手術は、術後ICUで全身管理を行います。人工呼吸器離脱後にリハビリを行い、一般病棟に転 棟後も引き続きリハビリ継続し、術後検査で経過を観察します。
2.腹部大動脈瘤や腸骨動脈瘤は、腹部大動脈壁や腸骨動脈壁の一部が、コブのように拡張する病気です。
いずれも手術は2通りあります。 開腹しコブを切開し人工血管に置換する方法と、開腹せず血管内加療の手技を用いてステントグラフト内挿術があります。
腹部大動脈瘤や腸骨動脈瘤は 術後は一般病棟で術後リハビリを行い経過を観察し、術後を平均6日程度で退院しております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 【下腿や躯幹等の蜂窩識炎(膿皮症)】投薬・点滴等 17 18.53 13.50 11.76 71.76
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蜂窩識炎は皮膚の真皮という中間あたりから脂肪組織にかけて、細菌により感染し赤く腫れて熱を持ち、全身に熱を伴います。部位は下肢が多いですが、体や顔など、どこでも生じることがあります。治療は抗生物質を投与します。特に下肢の場合は冷却・安静のためにも入院しての点滴が必要になります。
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 【体内が酸性度になる重症例を除外した2型糖尿病】/インスリン製剤 17 13.35 14.28 0.00 68.47
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糖尿病は一人一人がそれぞれ違った病態を有しています。診察、検査などから、それぞれの特性を把握して、適した治療を選択しています。
入院治療は、糖尿病教育目的ではクリニカルパスを利用して、指導、教育、診療、合併症検索を行い治療しています。糖尿病ケアシドーシス、糖尿病性昏睡、 糖尿病を合併した重症感染症、外傷などの重症症例や緊急症例、また、手術前の血糖コントロールや糖尿病合併妊娠症例などの入院治療を行っています。また免疫チェックポイント阻害薬の使用による副腎皮質機能低下症例も増え、その診断、治療を迅速に行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 68 15 53 43 24 11 1 8
大腸癌 48 43 98 97 18 40 1 8
乳癌 63 74 22 - - 27 1 8
肺癌 134 35 94 203 40 172 1 8
肝癌 57 27 14 33 103 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌(胃癌、大腸癌、肝癌、肺癌、乳癌)の患者さんの人数を、初発と再発に分けて集計しています。
初発は、がんの進行度合いを示すUICC病期分類(StageⅠ~Ⅳ)別に表示しております。
当院では、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、幅広いがん治療を提供しております。
患者さんの人数が10人未満の項目は、「-」で表しております。
•病期分類基準・・・UICC TNM分類(国際対がん連合(UICC)が定めた腫瘍分類)で表記しています。
•版数・・・UICC TNM分類の版数で、第8版を採用しています
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 57 19.23 75.68
重症 22 16.68 84.86
超重症 14 14.79 82.71
不明 - - -
市中肺炎とは、病院の外で日常の生活を送っている人が感染し発症する肺炎のことです。成人市中肺炎診療ガイドラインに基づき、細菌による肺炎を集計しています。軽症者から超重症まで幅広い年齢層の患者さんを受け入れており、早期退院を目指してリハビリテーション等を積極的に提供しています。
重症度は「性別・年齢」「尿素窒素(BUN)」「動脈血酸素飽和度」「意識障害」「血圧」について基準に沿って評価し、重症度0~5に分類し、重症度0を「軽症」、重症度1~2を「中等症」、重症度3を「重症」、重症度4~5を「超重症」としています。
患者さんの人数が10人未満の項目は、「-」で表しています。
•平均在院日数・・・入院されていた日数の平均値です。
•平均年齢・・・当院に入院した時点の年齢の平均です。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 186 30.71 75.24 38.34
その他 - - - -
脳梗塞の患者さんを集計しています。
先進の診断技術により迅速に脳卒中診断を行い、多職種でのチーム医療により効果的な治療を行っています。回復期リハビリテーション病院や維持期の管理を担う施設(介護施設・療養型病院等)と地域連携パスを用いて連携し、継続的な脳卒中医療を行っています。
•患者さんの人数が10人未満の項目は、「-」で表しています。
•平均在院日数・・・入院されていた日数の平均値です。
•平均年齢・・・当院に入院した時点の年齢の平均です。
•転院率・・・退院患者さんのうち、他の病院に転院(入院)された患者さんの割合です
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 210 2.59 6.94 3.81 75.22
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 95 1.43 2.72 1.05 70.51
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 90 1.13 6.97 0.00 73.76
K654 内視鏡的消化管止血術 53 1.11 12.68 9.43 74.58
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他のもの) 48 0.04 3.08 2.08 71.33
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 113 1.50 3.99 3.54 65.11
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 76 0.97 1.18 0.00 70.47
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 等 52 3.62 8.60 0.00 70.52
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 37 0.22 2.62 0.00 44.62
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 27 0.96 1.85 0.00 66.48
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 92 1.79 25.50 54.35 76.11
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) 57 2.09 14.12 24.56 73.79
K0811 人工骨頭挿入術(股) 43 3.65 22.60 72.09 78.95
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定) 39 2.56 33.00 46.15 65.67
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 36 1.92 8.83 13.89 51.25
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 120 1.38 3.30 8.33 75.30
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 89 1.22 3.31 1.12 75.88
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 34 4.97 3.41 5.88 64.50
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 31 0.48 1.00 0.00 67.26
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 22 1.50 7.86 4.55 70.36
形成・美容外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) 26 0.54 1.08 0.00 30.58
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 21 0.29 2.14 0.00 72.71
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) 20 0.10 1.00 0.00 71.15
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) 20 0.65 2.10 0.00 49.00
K0062 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満) 18 0.56 1.56 0.00 42.11
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 106 1.00 4.75 0.00 48.16
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 85 0.87 4.12 0.00 40.21
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 46 1.00 4.87 0.00 37.30
K877 子宮全摘術 25 1.00 9.76 0.00 49.32
K879 子宮悪性腫瘍手術 15 4.47 8.87 0.00 59.87
心臓血管内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 54 4.17 4.15 0.00 68.63
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 51 2.73 4.75 0.00 67.76
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 31 3.13 2.65 9.68 73.68
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 26 0.04 24.88 3.85 67.85
K597-2 ペースメーカー交換術 21 0.48 1.24 0.00 81.76
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 61 1.00 6.89 0.00 25.49
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) 37 0.86 1.95 0.00 60.84
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 32 1.41 4.16 0.00 57.44
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡によるもの) 28 0.96 1.82 3.57 62.29
K3191 鼓室形成手術(耳小骨温存術) 12 1.00 9.08 0.00 41.17
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 等 74 1.39 2.64 0.00 71.49
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 51 3.73 2.69 5.88 43.35
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 等 41 1.10 1.95 0.00 72.56
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 24 1.25 1.96 0.00 72.88
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眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 227 0.06 1.00 0.00 76.95
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) - - - - -
K246 角膜・強膜縫合術 - - - - -
K269 虹彩整復・瞳孔形成術 - - - - -
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) - - - - -
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 57 2.42 12.74 10.53 77.95
K178-4 経皮的脳血栓回収術 28 0.11 39.46 60.71 72.93
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 15 4.87 44.20 6.67 57.73
K1742 水頭症手術(シャント手術) 13 6.54 24.54 7.69 47.31
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 10 1.10 75.40 20.00 65.90
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 60 1.00 4.83 0.00 64.03
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 46 1.00 2.87 0.00 63.85
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) 33 1.33 6.91 0.00 64.15
K4633 甲状腺悪性腫瘍手術(全摘及び亜全摘)(頸部外側区域郭清を伴わないもの) 13 1.00 4.08 0.00 56.23
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル以上) - - - - -
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 等 27 6.63 40.30 3.70 71.67
K5551 弁置換術(1弁のもの) 25 11.88 38.84 8.00 72.52
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 11 1.09 9.64 0.00 78.82
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リウマチ・腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 56 0.09 1.18 0.00 65.30
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 16 22.75 26.06 12.50 65.81
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血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 18 20.22 25.06 0.00 68.78
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小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの) 20 0.00 14.80 5.00 0.00
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 47 0.38
異なる 47 0.38
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 18 0.15
異なる - -
「播種性血管内凝固症候群」「敗血症」「その他の真菌感染症」「手術・処置等の合併症」で入院された患者さんの人数とその発生率(全退院患者数に対する割合)を集計しています。
入院契機とは、入院のきっかけとなった傷病名を指しています。DPCコードを決定する傷病名は、入院中に最も治療を要した病名(DPC病名)であり、入院契機病名とは区分されます。
表の「同一」とは、入院契機病名とDPC病名が同じもののことを指し、「異なる」とは、入院契機病名とDPC病名が違うものを指します。患者さんの人数が10人未満の項目は「-」で表しています。
この集計分野(その他DIC他)における112件のうち、「敗血症」が94件と最も多く、84%を占めています。
手術処置等の合併症では透析シャント閉塞、後出血、CAPD腹膜炎、創部感染等あります。

更新履歴
2023.09.29
令和4年度病院指標を公開しました。
2023.11.06
予定表公開