特色

乳腺・内分泌外科は、平成19年度まで一般外科として消化器病センター（外科）に所属していたが、平成20年8月の診療科再編に伴い標榜科として独立した。当科が扱うのは、主に乳癌を中心とした乳腺疾患と甲状腺（副甲状腺）の外科的疾患である。現在、乳癌は女性が罹患する癌の第1位で年々増加傾向にある。当院における平成25年度の新規乳癌患者は例年並みの81例であった（手術非適応、再発例を含む）。当科の特色としては、乳癌術後の慢性期患者を対象に地域連携クリティカルパスを考案し、平成16年3月より運用している点である。地域医療機関との連携をはかりつつ、乳癌術後患者の継続医療と役割分担を担うツールとして活用している。また、当院の美容形成外科と協力し、乳房再建術にも積極的に取り組んでいきたいと考えている。

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